2016年 新春 トップインタビュー特集【PR】

 迎えた2016年。エレクトロニクス業界にとってどんな1年になるのだろうか――。
 半導体業界を中心に電機業界は再編の大波が押し寄せ、技術革新も盛んに起こっている。2016年も大きな環境の変化が避けられない1年になるだろう。この目まぐるしい変化の時代を、半導体/電子部品/計測/エレクトロニクス商社各社は、どのように乗り切り、そして、成長を遂げようとしているのか。主要各社のトップに、2016年の経営戦略を聞く。

アヴネット

代表取締役社長 茂木康元氏:

世界的なディストリビュータであるAvnetの日本法人「アヴネット株式会社」の社長に茂木康元氏が就任した(2015年7月付)。「これまで以上に日本に根ざしたエレクトロニクス商社に発展させ、事業成長を持続させたい」と抱負を語る茂木氏に、2016年の事業戦略などについて聞いた。

アドバンテック

社長/日本地区最高責任者 マイク小池氏:

産業用PCなど組込み機器の世界的メーカーであるAdvantechは、IoT(Internet of Thihgs/モノのインターネット)戦略を加速する。パートナー企業との連携も含めて、顧客を支援していくための環境づくりを着実に進めている。Advantechの日本法人であるアドバンテックの社長で日本地区最高責任者を務めるマイク小池氏が、IoT市場に対する取り組みや重点分野を深耕していくための新体制など、今後の事業戦略について語った。

アナログ・デバイセズ

代表取締役社長 馬渡修氏:

アナログ・デバイセズは、昨年創業50周年を迎え、新たな企業スローガンとして「AHEAD OF WHAT'S POSSIBLE 〜想像を超える可能性を〜」を掲げ、コンバータ/アンプといった信号処理用デバイスを中心としたソリューションで、革新的な価値創出を目指す。「国内では、より多くのユーザーとの接点強化にも取り組み、2016年度も売り上げ規模の拡大を狙う」という同社日本法人社長の馬渡修氏に、2016年度の事業戦略などについて聞いた。

インターシル

社長 大久保喜司氏:

インターシルは、日本国内でのビジネス領域を拡大させつつある。航空宇宙分野で培った高信頼技術などを駆使した電源ICを中心に、民生から産業、医療、通信、自動車など幅広い用途市場での拡販に取り組んでいる。「デザインイン数は着実に増えており、2016年は年率10%以上の売り上げ増を目指している」と語る同社日本法人社長の大久保喜司氏に聞いた。

ウインドリバー

米Wind River プレジデント ジム・ダグラス氏:

IoT OSベンダーによる無償OS提供――ウインドリバーは2015年に根幹となる戦略を大幅に転換した。IoTという時代の波を受け、30余年の社歴を持つ企業がスタートアップの精神で取り組むのは、組み込みOSというコアビジネスを有した上での、クラウドソリューションプロバイダーへの変身だ。

STマイクロエレクトロニクス

日本法人代表取締役社長 マルコ・カッシス氏:

STマイクロエレクトロニクス(以下ST)は、世界的なトレンドであるSmart Driving(スマートな運転)、Smart Environments(スマートな環境)、Smart Things(スマートなモノ)の3つを成長領域に掲げ、センサーから、マイコン、パワーまでを包括する先端製品によるシステム提案を加速させる。「より良い製品とともに、充実したエコシステム作りを進める」と語るSTマイクロエレクトロニクス 日本法人社長のマルコ・カッシス氏に2016年の戦略を聞いた。

計測エンジニアリングシステム

スウェーデンCOMSOL AB Fontes氏&Andersson氏:

スウェーデンCOMSOL ABのマルチフィジックスCAEツール「COMSOL Multiphysics」が、最新のバージョンアップであえて力を入れたのが、基本に立ち返った機能強化だ。COMSOLグループCTOのEd Fontes氏と、COMSOL ABのシニアサポートスペシャリストのLinus Andersson氏に、最新バージョンの狙いなどについて聞いた。

Digi-Key

President兼COO デーブ・ドハティ氏:

通販型電子部品ディストリビュータの世界的大手であるDigi-KeyのPresident/COO(社長兼最高執行責任者)に2015年、就任したデーブ・ドハティ氏。「Digi-Keyの成功は、非常に幅広い製品を取り扱い、豊富な在庫量を確保し、いち早く製品を届けるというビジネスモデルにある。これからも、このDigi-Keyの良さをさらに強化する」と抱負を語るドハティ氏に、2016年の事業戦略などについて聞いた。

日本アイ・ディー・ティー

社長 迫間幸介氏:

IDT(Integrated Device Technology)は、2年前に「データセンター」「通信インフラ」「民生機器」の3市場に注力する経営方針を掲げて以来、急成長を実現してきた。売り上げ規模は過去2年間で、1.5倍以上に拡大した。2015年末には独車載半導体メーカーを買収し、自動車市場への本格参入に着手。2016年以降も、急成長の持続をもくろむIDTの日本法人社長(シニアディレクター兼日本担当カントリーマネジャー)の迫間幸介氏に、今後の事業戦略などについて聞いた。

三重富士通セミコンダクター

取締役執行役員常務 河野通有氏:

三重富士通セミコンダクター(MIFS)は、ファウンドリ専業会社として2014年末に誕生し、1年余りが経過した。2016年始めより40nmプロセス技術に対応した製造ラインが本格的に稼働する。2016年はファウンドリ専門会社として真価が問われる一年となる。取締役執行役員常務を務める河野通有氏が、40nm製造ラインを軸とした今後の事業戦略などについて語った。

ラティスセミコンダクター

社長 竹原茂昭氏:

Lattice Semiconductorは、2015年3月にSilicon Imageを買収し、新体制となった。標準規格対応の最新インタフェースIPコアを実装した小型/低消費電力のFPGAを容易に実現できるなど、合併によるシナジー効果に期待がかかる。Lattice Semiconductorの日本法人であるラティスセミコンダクターの社長を務める竹原茂昭氏が、2016年の事業戦略などについて語った。

リニアテクノロジー

代表取締役 望月靖志氏:

リニアテクノロジーは、高性能アナログIC製品開発とともに、無償技術サポートなどデータシートに記載されない付加価値提供を強化する。「日本の電機業界が再び、世界を席巻するには、デジタル特性を引き出すアナログ技術が不可欠。われわれは、高い付加価値を実現する高性能アナログICの提供を通じて、日本の競争力強化を支援する」と語る日本法人代表取締役の望月靖志氏に聞いた。

提供:アヴネット/アドバンテック/アナログ・デバイセズ/インターシル/ウインドリバー/STマイクロエレクトロニクス/計測エンジニアリングシステム/Digi-Key/日本アイ・ディー・ティー/三重富士通セミコンダクター/ラティスセミコンダクター/リニアテクノロジー
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan/EDN Japan/MONOist編集部/掲載内容有効期限:2016年2月11日

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