[特別企画] わが社の技術/製品戦略 2023

コロナ禍による“半導体特需”が過ぎ去り、一転して市況低迷のさなかにある2023年夏の半導体業界。だが、カーボンニュートラルなどのメガトレンドを背景に、電子デバイスはさらなる進化が求められている。主要電子デバイスメーカーは何を見据え、どこに着目して技術開発を行い、製品戦略を立てているのか。各社のキーパーソンに聞いた。

サンケン電気

技術開発本部 パワーモジュール開発統括部長 舩倉清一氏:

サンケン電気は自動車、産業機器/民生機器、白物家電用のパワーモジュール事業の強化を継続する。需要拡大に備えて効率的な増産投資を実施すると同時に開発スピードを加速させ、付加価値の高い新製品の売上比率を引き上げることで事業拡大を狙う。同社技術開発本部でパワーモジュール開発統括部長を務める舩倉清一氏に、製品/技術開発戦略について聞いた。

タイコエレクトロニクスジャパン

代表取締役社長 鶴山修司氏:

コネクティビティとセンサ分野におけるグローバル企業であるTE Connectivity。2023年5月、これまで同社の日本/ASEAN地域 オートモーティブ事業本部長を務めてきた鶴山修司氏が日本法人であるタイコエレクトロニクスジャパンの社長に就任した。ICや電子部品の進化と同時にそれらをつなぐコネクティビティ技術の重要性が増す中、鶴山氏はTE Connectivityの強みをどう捉えているのか。日本での戦略とともに聞いた。

トレックス・セミコンダクター

執行役員 山本智晴氏/清水映氏:

トレックス・セミコンダクターは、脱炭素社会/グリーントランスフォーメーション(GX)を実現するため、得意とする小型/低消費電力の電源ICに加えてSiCなど次世代品を含むパワー半導体製品の展開を本格化させる。子会社で半導体受託製造事業を手掛けるフェニテックセミコンダクターのパワー半導体製造ノウハウとトレックスの開発/販売力を組み合わせ、電源IC同様に特徴あるパワー半導体製品を提供する方針だ。トレックス・セミコンダクター執行役員で製品企画・海外統括本部長の山本智晴氏と同じく執行役員で開発本部副本部長の清水映氏にインタビューした。

日清紡マイクロデバイス

常務執行役員 小宮山一明氏/専門部長 柏木一郎氏:

2022年1月に新日本無線とリコー電子デバイスが経営統合して発足した日清紡マイクロデバイスは、アナログ半導体技術をコアにしたIoT向け総合ソリューションの開発を積極化している。統合作業の進み具合やソリューションの開発状況について、同社常務執行役員で電子デバイス事業統括本部事業企画本部長の小宮山一明氏と同事業企画本部で専門部長・新規事業開発プロジェクトリーダーの柏木一郎氏に聞いた。

Rochester Electronics

日本オフィス代表 藤川博之氏:

生産終了となった「EOL(End of Life)品」を供給するRochester Electronics。半導体の供給難に見舞われたここ数年は、現行品のセーフティストックも拡充し、サプライチェーンの維持に注力してきた。半導体不足の解消に伴い、同社は今後、EOL品のビジネスに軸足を戻しつつ、供給難により新たに生まれたニーズに応えるソリューションを提供する体制も整えていく。日本オフィス代表の藤川博之氏に戦略を聞いた。

提供:サンケン電気株式会社、TE Connectivity、トレックス・セミコンダクター株式会社、日清紡マイクロデバイス株式会社、Rochester Electronics, Ltd.
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan/EDN Japan/MONOist編集部/掲載内容有効期限:2023年9月21日

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EOL品でも高まる「継続供給」のニーズに応える、BCPの強化に貢献するRochester

統合効果を発揮しアナログソリューションプロバイダーへ大きく前進する日清紡マイクロデバイス

GXの実現に向けて小型/低消費電力電源ICに加え、パワー半導体事業を本格化させるトレックス

ミクロの接点をつないでマクロの真価に昇華する、コネクティビティ技術で価値を発揮し続けるTE Connectivity

開発/生産のスピードアップで成長を実現――サンケン電気パワーモジュール事業

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