[特別企画] わが社の技術/製品戦略 2025


 AIブームが盛り上がりを見せる一方で、その恩恵が及ばない分野では依然として厳しい状況が続いている半導体/エレクトロニクス業界。米トランプ政権による相互関税政策をはじめとした不透明な国際情勢や地政学リスクへの懸念も根強い。極めて不透明な見通しの中、主要電子デバイスメーカーや商社は、どこを目指し、いかなる技術開発や製品戦略に取り組んでいるのか。各社のキーパーソンに話を聞いた。

トレックス・セミコンダクター/日本ガイシ

トレックス・セミコンダクター 山本智晴氏/日本ガイシ 大和田巌氏

トレックス・セミコンダクターと日本ガイシは、低消費電力ICと次世代二次電池「EnerCera」を組み合わせたソリューションにより、環境発電を活用したメンテナンスフリーのIoT実現を目指す。2025年には太陽電池搭載の新デモ機を共同開発。名古屋市に常設ラボも開設し、普及加速と業界横断の連携強化を図る。トレックス・セミコンダクター 取締役 執行役員 営業・マーケティング本部本部長 山本智晴氏と日本ガイシ 執行役員 NV推進本部 DS事業開発 大和田巌氏に聞いた。

NOVOSENSE Microelectronics

NOVOSENSE Microelectronics シグナルチェーン製品部部門長 葉健氏

中国のアナログ&ミックスドシグナル半導体メーカーNOVOSENSE Microelectronicsは2023年、日本に本格進出を果たした。以来、同社はターゲットとする自動車分野において日本の潜在顧客との距離を着実に縮めている。さらに、MCUとアナログ半導体技術を組み合わせたプラットフォーム「NovoGenius」の製品展開にも力を入れる。NovoGeniusによりカスタムSoCを迅速に開発し、日本の顧客の厳しい要求にも応えると強調する。

マルツエレック

マルツエレック 代表取締役社長 土谷耕作氏

半導体/電子部品の販売調達サービスを手掛けるマルツエレックは、ユーザー登録者数66万人のECサイトと実店舗の両方を持つユニークな商社だ。DigiKeyの総代理店でもある。近年は、回路/基板設計から実装、量産までを一気通貫で担う受託開発サービスの強化や代理調達の展開、SPICEモデルの配信サービス立ち上げなど、幅広い販売網や商社としてのノウハウ、技術力を生かした戦略を強化している。マルツエレックの代表取締役社長を務める土谷耕作氏に、同社の強みや戦略を聞いた。

Rochester Electronics

Rochester Electronics 日本オフィス代表 藤川博之氏

生産終了となった「EOL(End of Life)品」を供給するRochester Electronics。コロナ禍は落ち着いたものの、国際情勢や世界経済で不確実性が増す中、EOL品の需要はさらに高まっている。同社は、こうした需要増やサプライチェーンの変化にどう対応しようとしているのか。日本オフィス代表の藤川博之氏に聞いた。

提供:トレックス・セミコンダクター株式会社、日本ガイシ株式会社/Japan Novosense Microelectronics株式会社/マルツエレック株式会社/Rochester Electronics, Ltd.
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan/EDN Japan/MONOist編集部/掲載内容有効期限:2025年9月19日

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技術トップインタビュー一覧

「明日すぐ欲しい」に応える サプライチェーンの変化に打ち勝つ継続供給を実現するRochester

部品調達と技術力を生かし、設計から量産まで全方位で支援――マルツエレック

「MCU+アナログ」でカスタムSoCを迅速に開発、日本顧客のニーズに応えるNOVOSENSE

「自己発電する電池パック」で切りひらく トレックス×日本ガイシが挑むアンビエントIoTの社会実装

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