2024年 新春 トップインタビュー特集[AD]

サプライチェーンの混乱はようやく落ち着いたものの、国際的な分断(デカップリング)や世界経済の低迷への懸念が続く半導体業界。一方で、生成AI(人工知能)の爆発的な需要増などにより、2024年は市場が大きく成長することが期待されている。以前にも増して将来の予測が困難になる中、メーカー/商社はどのような成長戦略を描いているのか。主要企業のトップ/幹部に聞いた。

イータス

代表取締役社長 水本文吾氏:

自動車業界で「電動車」や「自動運転車」の開発競争が本格化してきた。こうした中、ソフトウェアでクルマの機能を定義するSDV(Software Defined Vehicle)が新常識となりつつある。ETAS(イータス)は、SDV時代に対応するための包括的な開発環境を提案している。イータスの日本法人で代表取締役社長を務める水本文吾氏に、2024年の事業戦略などを聞いた。

ADLINKジャパン

代表取締役社長 眞鍋知晃氏:

産業用PC(IPC)の大手ベンダーであるADLINKの日本法人、ADLINKジャパンの社長に眞鍋知晃氏が2023年11月に就任した。ADLINKの日本での事業立ち上げから関わった同氏は「ADLINKは、IPCの提供にとどまらずシステムレベルの提案ができるソリューションベンダーに変貌した。日本国内での技術サポート体制をさらに強化してソリューションを幅広く提案し、事業成長を実現したい」と抱負を語る。

エイブリック

代表取締役社長執行役員 田中誠司氏:

エイブリックは、セイコーインスツルの半導体事業を前身とするアナログ半導体メーカーだ。セイコーインスツルから分社して2016年にエスアイアイ・セミコンダクタとして営業を開始した同社は、2018年に社名をエイブリックに変更。長年培ってきた「小型・低消費電力を実現する高度なアナログ技術」を駆使した製品の開発とターゲット市場の拡大を強化している。2023年6月にエイブリックの社長に就任した田中誠司氏に、2024年の事業戦略を聞いた。

オンセミ

代表取締役社長 林孝浩氏:

オンセミ(onsemi)は、パワーデバイスとイメージセンサーを核に自動車/産業用市場のニーズに応えるという事業戦略の下、事業規模を順調に拡大させている。普及著しいSiC(炭化ケイ素)パワーデバイスの供給能力増強など積極的な投資でさらなる需要拡大に備える。「国内でもオンセミの技術、製品への引き合いが急増している。2024年はしっかりとデザインウインにつなげていく」と語る日本法人社長の林孝浩氏にインタビューした。

コアスタッフ

代表取締役社長 戸澤正紀氏:

半導体/電子部品通販サイト「CoreStaff ONLINE」を運営するコアスタッフは2024年、事業の飛躍的成長を目指して積極投資を実施する。2024年秋には現物流センターの約10倍の収容能力を誇る新物流センターを稼働させる他、2023年に稼働させたタイ倉庫などを活用して顧客の余剰在庫を保管して販売する「余剰在庫ビジネス」の海外展開も拡大。従業員のスキルアップも図り「2024年は、飛躍に向けて事業基盤をしっかり固めていく」と抱負を語るコアスタッフ社長の戸澤正紀氏に2024年の事業戦略を聞いた。

DigiKey

プレジデント Dave Doherty氏:

2023年に創立50周年を迎えた米大手ディストリビューターのDigiKeyは、市場のダウンサイクルが本格化する中にあっても、新規サプライヤーの開拓と在庫の拡充を止めることなく、顧客数/出荷数拡大に積極的に取り組んできた。サプライチェーンの混乱にもさらなる基盤強化によって対応してきた同社は、2024年初頭から着実な成長の兆しを見ているという。今回、DigiKeyのプレジデントであるDave Doherty氏が2023年に実行した取り組みと2024年の事業戦略を語った。

トレックス・セミコンダクター

代表取締役社長 芝宮孝司氏:

トレックス・セミコンダクターは、将来の事業成長に向けて低消費電力/小型電源ICやパワー半導体の新製品投入を加速させている。同時にトレックスグループの半導体受託製造企業(ファウンドリ)であるフェニテックセミコンダクターの設備投資なども進め、供給能力を積極的に増強してきた。「成長のための下地は整った」とするトレックス・セミコンダクター 代表取締役社長 芝宮孝司氏に聞く。

日清紡マイクロデバイス

代表取締役社長 田路悟氏:

日清紡マイクロデバイスは2024年、「融合と挑戦による変革」をスローガンに掲げる。2022年1月の会社発足から「深化」「進化」「新化」という“3つのSINKA”に取り組み、目標である2025年売上高1000億円突破に向け歩みを進めている。「2024年は、売上高1000億円のさらに先を見据えて、挑戦する」という同社代表取締役社長を務める田路悟氏にインタビューした。

Nordic Semiconductor ASA

CEO Svenn-Tore Larsen氏:

低消費電力の無線ソリューションに特化し、特にBluetooth Low Energy向けワイヤレスSoC(System on Chip)では世界トップレベルのシェアを誇るノルウェーのNordic Semiconductor。同社はセルラーIoT(モノのインターネット)やWi-Fi、Matter、Threadなど、主要な標準規格ベースの低消費電力ワイヤレスIoTコネクティビティーソリューションをワンストップで提供する企業に進化しているという。今回、同社CEO(最高経営責任者)のSvenn-Tore Larsen氏に、同社の強みや戦略を聞いた。

フェローテックホールディングス

社長兼グループCEO 賀賢漢氏:

石英やシリコンパーツなどの半導体等装置関連事業と、サーモモジュールなどの電子デバイス事業を展開するフェローテックホールディングス。2022年に打ち出した「日本回帰」と「グローバル展開強化」の戦略に沿って、日本やマレーシアを中心に積極的な投資を続けてきた。2024年には、これらの投資の成果として複数の拠点が操業を開始する。生成AI(人工知能)で生まれた新たな需要も追い風に、さらなる成長拡大を狙う。フェローテックホールディングス代表取締役社長兼グループCEO(最高経営責任者)の賀賢漢氏に事業戦略を聞いた。

提供:イータス株式会社/ADLINKジャパン株式会社/エイブリック株式会社/オンセミ/コアスタッフ株式会社/DigiKey/トレックス・セミコンダクター株式会社/日清紡マイクロデバイス株式会社/Nordic Semiconductor ASA/株式会社フェローテックホールディングス
アイティメディア営業企画/制作:EE Times Japan/EDN Japan/MONOist編集部/掲載内容有効期限:2024年2月9日

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トップインタビュー一覧

生成AIなどの新たな需要にも手応え、グローバル戦略でさらなる成長を狙うフェローテック

主要なワイヤレスIoT技術を一社で 「ワンストップショップ」化で市場に攻勢をかける

売上高1000億円、さらに“その先”に向け挑戦する ―― 3つの「SINKA」を遂げる日清紡マイクロデバイス

低消費/小型電源ICにパワー半導体――事業拡大に向けて新製品開発、設備増強が着々と進むトレックス

2024年はさらなる飛躍の年に 市場低迷の中でも供給元開拓や在庫拡充を継続したDigiKey

在庫収容規模10倍の新物流センター稼働という飛躍に向けて事業基盤を固めるコアスタッフ

パウダーから垂直統合するSiCパワーと車載/産業用に強いイメージセンサーで攻勢強めるオンセミ

6年で高収益体質を実現 さらなる飛躍に向け欧州で攻勢をかけるエイブリック

IPCベンダーからAI、ロボット、自動運転、5Gのソリューションベンダーへと飛躍するADLINK

「SDVといえばETAS」を目指す 包括的な開発環境の提案を強化

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