米国の市場調査会社であるIC Insights社が発表した2009年第3四半期の半導体メーカーの売上高ランキングによると、上位20社の売上高合計は、同年第2四半期と比べて19%増加したという。ちなみに、第2四半期の売上高の合計は、同年第1四半期に比べて19%増加している。
DRAMとNAND型フラッシュ・メモリーの市場が好調だったことを受けて、東芝と韓国Hynix Semiconductor社の2009年第3四半期の売上高は伸び、それぞれ30%増、31%増を達成した。
2009年の半導体市場規模が約12%減少するという予想があるにもかかわらず、IC Insights社は、韓国Samsung Electronics社と東芝、米Qualcomm社、台湾Mediatek社の2009年の売上高は増加すると予想している。なお、Qualcomm社は、2009年9月27日に終了した2009年会計年度の売上高が前年比7%減に終わったと発表している。
IC Insights社が発表した半導体メーカーの売上高上位20社ランキングは、2009年第1〜第3四半期の売上高を累計して算出した。同年第3四半期の売上高だけで見ると、米Freescale Semiconductor社は上位20社から外れ、代わりにエルピーダメモリがランクインしたという。エルピーダメモリは、2009年第3四半期に10億米ドルを超える売上高を計上している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.