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【TECHNO 2010】ただ今ワイヤレス給電用制御ICを開発中、日本TIが評価基板を展示ワイヤレス給電技術 電磁誘導方式

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 日本テキサス・インスツルメンツは、「TECHNO-FRONTIER 2010」(2010年7月21日〜23日)で、現在開発/評価を進めているワイヤレス給電向け制御ICを展示した(図1図2)。

 米Texas Instruments社は、近接電磁誘導方式のワイヤレス給電技術の業界団体「Wireless Power Consortium(WPC)」に参加している。WPCでは標準規格の策定作業を進めており、同社のワイヤレス給電向け制御ICは、WPC標準規格に準拠したものになる見込みである。サンプル出荷の開始時期は明らかにしていないものの、評価段階にまで開発が進んでいることが明らかになった。

 展示会では、「bqTESLA」と記載されたパネルが展示してあった。bqTESLAは、ワイヤレス給電向け制御ICの製品ブランドである。

図1
図1 従来と開発中のワイヤレス給電向け制御ICの比較
図左が開発中のワイヤレス給電用制御ICの評価基板。基板中央のIC1つが、図中右の上のプリント基板に相当する。右上の基板では、複数の半導体部品を使ってワイヤレス給電用制御ICを構成している。
図2
図2 現在開発中のワイヤレス給電用制御ICの評価基板
図1左図を拡大したもの。「bq51010EVM」という刻印がしてある。Wireless Power Consortiumの標準規格に対応したワイヤレス給電向け制御ICの型番がこれになるかは不明。

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