韓国の市場調査会社であるDisplaybank社の最新レポートによると、世界中で青色LEDの生産能力の拡張が進んでおり、今後18カ月間で2倍の規模に達するという。
Displaybank社は、青色LEDの製造に不可欠な、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition、有機金属気相成長)法を用いた成膜装置の導入件数が、2011年第1四半期に2000件にまで増加し、その後2011年末までには2500件に達すると見込む。
2008年4月時点でのMOCVD装置の導入件数は500件そこそこで、2009年6月の時点でも、1000件に過ぎなかった。つまり2011年末には、同装置の導入件数が急激に増加することになる。導入件数増加の一例を挙げると、2009年にMOCVD装置の導入台数が20台以下だった韓国Seoul Optodevice社では、今後2011年には同台数は約80台にまで増加する見込みだという。
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