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ガートナー社、車載向け半導体チップの成長率を予測ビジネスニュース 市場予測

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 米国の市場調査会社であるガートナーによると、今後5年間、車載向け半導体は用途によって成長の度合いは異なるものの、堅調に成長していくという。このうち安全システムにかかわる半導体市場は、2009年から2014年までの5年間で年平均成長率が14.1%となる見込みだという。

 安全システムにかかわる半導体は、後方確認用カメラ、周辺監視センサー、車線変更支援システムなどに使われる。この市場は2009年の22億米ドルから2014年の43億米ドルへ、5年間でほぼ2倍に成長すると予測されている。

 既に30億米ドル以上の売り上げを生み出しているドライバ情報システムは、年平均成長率が1.1%と、わずかな成長幅となる見込みだ。ドライバ情報システムの主流を占めるのは、カーナビゲーション装置だ。しかし、こうした製品の一部は、GPSを搭載した携帯電話機が備えるナビゲーションシステムに置き換えられていくだろう。

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 一方、マルチメディアエンターテインメントシステム向けの半導体市場は、年平均成長率で7.2%の成長となる見込みだ。

 車載向けマイコンは10%増、またASICおよびASSPは、安全システム分野では年平均成長率が16.8%となるが、自動車セキュリティシステム分野では年平均成長率は8.4%になると見られている。Gartner社は、最も急速に成長するのは半導体センサーの分野であり、14.0%の成長が予測されると述べている。

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