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FPGAのアクテルをマイクロセミが4億3000万米ドルで買収プログラマブルロジック FPGA

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 マイクロセミ(Microsemi)がFPGA市場に参入した。

 アナログおよびミックスドシグナル・チップを手掛ける同社は、FPGAベンダーのアクテルを1株当たり20.88米ドルの現金による株式公開買い付けによって買収することで、最終合意に達した。取引額の総合計は、およそ4億3000万米ドルで、アクテルが見積もった決算時の現金残高全額に相当する。

 米国のカリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くアクテルは、FPGAのサプライヤだ。同社と同じくFPGAを手掛けるアルテラや、ラティスセミコンダクター、SiliconBlue Technologies(シリコンブルー・テクノロジーズ)、ザイリンクスと競合している。そして今、マイクロセミがこの厳しいFPGA戦線に参戦する。

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 業界の観測筋は、この買収のニュースに困惑している。完全に予想外の出来事だったからだ。アナログとFPGAでは、市場がまったく異なる。

 マイクロセミのプレジデント兼最高責任者(CEO)を務めるJames J. Peterson氏は発表資料の中で、「アクテルの獲得は、マイクロセミに大きな相乗効果をもたらすと信じている」と述べている。

 さらに同氏は、次のような見解を示した。「アクテルは、今日の航空宇宙および防衛市場において最も広く使われている放射線耐性を備えた、ミックスドシグナルFPGA製品を提供しており、当社(マイクロセミ)はこの製品群を獲得することになる。この製品群によって当社は、売り上げが拡大しているシステムレベルのソリューションの提供力を拡大させることができるだろう。当社は、顧客企業に向けて、顧客が自社で構築するよりも優れた、より速く、よりコスト効率が高いシステムソリューションを提供することに取り組みながら、バリューチェーンのさらに上流を目指して進み続けている。アクテルの高度に統合されたソリューションは、この成長を可能にするための不可欠な要素になるだろう」。

 マイクロセミは、直ちに収益の向上につながるこの買収取引によって、大きな相乗効果を期待している。マイクロセミは現時点では、この買収が2011年12月までの最初の1年間で1株当たり0.22米ドル〜0.28米ドルの増益になると予測している。

 2010年9月までの四半期では、マイクロセミの売上高は1億4600万米ドル〜1億5000万米ドルの間になると予測されている。2010年10月4日(米国時間)現在、マイクロセミは、2010年会計年度第4四半期のNon-GAAP(一般会計原則に基づかない方式)での希釈化後1株当たり利益の予測について、発表済みの0.33米ドル〜0.35米ドルという数字を変えていない。

 この買収手続きに関して、マイクロセミの株主による承認は不要だという。買収の合意条件は、マイクロセミおよびアクテル双方の取締役会において、満場一致で承認された。

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