PCI Express(PCIe)を採用したストレージ装置の標準化を推進するワーキンググループ「SSD(Solid State Drive) Form Factor Working Group」を、業界の関連企業が集まって立ち上げた。
今回設置されたワーキンググループには、デルや、EMC、富士通、IBM、インテルなどのプロモータ企業に加えて、Amphenol、Emulex、Fusion-io、IDT、Marvel Semiconductor、マイクロン テクノロジー、モレックス、PLX、Qlogic、STEC、SandForce、Smart Modular Technologyなどの各社がコントリビュータ企業として参加する。
参加企業リストの中に、サムスン電子および東芝の名前は見当たらない。
同ワーキンググループでは、SSDユーザーの利便性を高めるために、以下の3つの技術の領域で標準化を推進する。
(1)複数のストレージ用プロトコルの相互運用性を実現するコネクタ仕様。具体的には、SASやSATA 3.0とともにPCIe 3もサポートする。この仕様によって、SSDユーザーの選択の幅と柔軟性が広がる。
(2)現行の2.5インチ型の標準規格を拡張するフォームファクタ仕様。これにより、エンクロージャーの柔軟性を実現するとともに、新たに定義されるコネクタに対応したり、より高い性能をサポートできるようにパワーエンベロープを拡張したりする。
(3)高い可用性と保守性というメリットを生み出す、ホットプラグ機能のサポート。
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