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幕を明けた2011年、市場調査会社がIC関連市場の見通し示すビジネスニュース 市場予測

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 2011年が幕を開けた今、IC関連市場はまだら模様を呈している。市場調査会社であるIC InsightsとGartnerそれぞれのアナリストが、2011年のIC関連市場の見通しを示した。

 IC Insightsの5つの予測

 同社のプレジデントを務めるBill McClean氏は、以下の5つの見通しを示す。

【その1】 GDP
世界規模で3.9%の伸び(2010年は4.2%)
「中国とインドが成長の促進に寄与する」(同氏)。

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【その2】 IC市場の売上予測
10%の伸び(2010年は32%)
「私は楽観的に見ている。よい年になるだろう」(同氏)。

【その3】 設備投資
6%の伸び(2010年は98%)
「300mmウエハーの生産能力は行き詰まりを迎えるだろう。ファブライトへの移行に拍車がかかるとみている」(同氏)。

【その4】 電子機器
パソコン市場は12%の伸び(2010年は18%)、携帯電話機市場は9%の伸び(2010年は13%)
「パソコンおよび自動車分野などで、繰り延べ需要が解き放たれた」(同氏)。

【その5】 450mmウエハー
「450mmウエハー対応の半導体ファブは、2016年以降になると見ている」(同氏)。

 Gartnerの4つの予測

 同社でアナリストを務めるDean Freeman氏は、以下の4つの見通しを示した。

【その1】 IC市場の売上予測
4.6%の伸び(2010年は31.5%)
2011年のIC市場をけん引するのは、「クラウドコンピューティング、ソーシャルメディア、そして環境保全志向の技術/IT」(Freeman氏)だという。

【その2】 ウエハー処理装置
3.4%の縮小(2010年は133%の伸び)
「設備投資は、ファウンドリとNANDへと移行している」(同氏)。

【その3】 ファウンドリ成長率
9.2%の伸び(2010年は40.2%)
供給過剰が生じるのは「2012年」(同氏)とみられる。

【その4】 半導体組み立て/検査(SATS)市場の成長
9.5%の伸び(2010年は39.2%)

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