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Intersilが6A出力のDC-DCコンバータIC発売、3mm×4mmと小型で最大97%と高効率:電源設計 DC-DCコンバータ
同期整流方式のDC-DCコンバータICである。「業界最小クラスの小型パッケージと業界最高クラスの変換効率」を特長として訴求する。
Intersil(インターシル)は、実装面積が3mm×4mmと小さく、変換効率が最高97%と高い、6A出力の降圧型DC-DCコンバータIC「ISL8016」を発売した(図1)。産業オートメーション機器や通信インフラ機器、消費者向け電子機器、計装機器などに向ける。
同期整流方式のDC-DCコンバータICである。スイッチング素子(パワーMOS FET)を内蔵しているため、インダクタや入出力コンデンサ、特性設定用の抵抗などの受動部品を外付けすることで電源回路を構成できる。スイッチング周波数は最大4MHzと高い。そのため、外付け部品に小型の品種を使える。
入力の電圧範囲は2.7〜5.5V。出力は最低0.6Vに設定でき、PWM(パルス幅変調)のデューティ比を100%に設定することで最大で入力電圧に等しい電圧まで出力できる。軽負荷時に自動的にPFM(パルス周波数変調)モードに切り替えて効率の低下を抑える機能も搭載した。パッケージは放熱用の露出パッドを備えた20端子QFN。1000個購入時の単価は2.85米ドル。すでに量産品の受注を開始している。
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