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【ESEC2011】TDKが1チップ型SSDを開発中、2011年12月量産へメモリ/ストレージ技術 SSD

TDKは、NAND型フラッシュメモリと制御ICを1つのパッケージに封止した1チップ型SSDを開発し、ESEC2011に参考出品した。

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 TDKは、NAND型フラッシュメモリと制御ICを1つのパッケージに封止した1チップ型SSDを開発し、組み込み機器の総合展示会「第14回組込みシステム開発技術展(ESEC2011、2011年5月11日〜13日)」に参考出品した。

 制御ICには、同社が新たに開発した「GBDriver RS3シリーズ」を採用しており、データ読み出し/書き込み速度が高いことや、微細化の進んだ大容量のNAND型フラッシュメモリを採用しつつも、高い信頼性を備えたことが特徴である(関連記事)。

図1
図1 TDKが開発中の1チップ型SSD「eSSD」 

 今回、ESEC2011に参考出品した品種のメモリ容量は、最大4Gバイト。このメモリ容量は、3XnmプロセスのNAND型フラッシュメモリの記録容量に相当する。搭載したNAND型フラッシュメモリ制御ICそのものは、2XプロセスのNANDフラッシュメモリに対応しており、将来的にはメモリ容量は最大8Gバイトにまで高められるという。

図2
図2 TDKのNANDフラッシュ制御ICのラインアップ 写真左上が新たに開発した制御IC「GBDriver RS3」、右上が1チップ型SSD「eSSD」。

 対象用途は、デジタルテレビや地デジチューナ機器、Blu-ray Discレコーダーといったデジタル家電など。利用者に関する各種情報や電子番組ガイド(EPG)の情報を格納する用途に使われる例が多いという。

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