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MOSAID、エルピーダに対する特許侵害訴訟の対象を拡大ビジネスニュース 特許/知財

MOSAID Technologiesは、エルピーダメモリなど3社を相手どった特許訴訟において、対象となる特許を追加した。MOSAIDは、これによって同訴訟に含まれる製品の範囲が広がったとしている。

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 カナダのメモリIPベンダーであるMOSAID Technologiesは2011年8月12日、エルピーダメモリをはじめとする3社に対する特許侵害訴訟において、訴訟対象となる特許を追加すると発表した。

 これにより、MOSAIDが侵害を訴える特許の数は7件となる。同社は2011年5月10日に、エルピーダ、バッファロー、Axiontech Techonogiesの3社に対し、MOSAIDが所有する米国特許を侵害しているとして、米国テキサス州東部の連邦地方裁判所に告訴していた。

 MOSAIDは、3社全てが、今回追加された米国特許第7492656号を侵害していると主張する。特許を侵害している製品の一例として、低消費電力を特徴とするエルピーダのDDR2対応DRAMを挙げている。

 MOSAIDのライセンスおよびIP部門でバイスプレジデントを務めるMichael Vladescu氏は、報道発表資料の中で、「今回、訴訟対象に第7492656号を加えたことで、特許侵害訴訟に含まれる製品の範囲が広がった。当社は、訴訟の解決を前向きに検討する意向ではあるが、一方で、知的財産権を守るべく、訴訟を続けるための準備も入念に進めている」と述べた。

【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】

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