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TIが、「OMAP」事業売却の噂を否定ビジネスニュース

TIは、ここ数週間流れていた、同社のプロセッサ「OMAP」の事業を売却するという噂をきっぱりと否定した。

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 Texas Instruments(TI)は2011年8月17日、同社のマルチメディア向けアプリケーションプロセッサ「OMAP」の事業は売却しないと明言、広く流れている噂をきっぱりと否定した。

 TIのスポークスパーソンは、メールを通じて、「当社がOMAP事業を売却する可能性があるという噂が流れているが、これは事実ではない。また、この噂を流したのは当社ではない。当社は、中核となる無線事業に引き続き注力していく方針で、これにはOMAPと無線接続ソリューションも含まれる。当社は今後も、顧客企業が市場で成功できるよう支援することに尽力していく」と述べた。

 TIがOMAP事業の売却を検討しているという噂はここ数週間流れており、売却先としてBroadcomやAMD(Advanced Micro Devices)などの名前が挙がっていた。さらに、米国の市場調査会社であるForward Conceptsで主席アナリストを務めるWill Strauss氏は、「OMAPはARMコアを搭載したマルチコアプロセッサだが、Intelでさえも売却先になる可能性がある」という推論を述べていた。

 TIは以前、「長年にわたる企業方針として、合併や買収、売却などに関する噂や憶測にはコメントすることを控えている」と述べ、この噂についてもコメントを拒否していた。

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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