GoogleのトップページがICに、“シリコンバレーの主”生誕84周年を祝う:ビジネスニュース
検索サイトGoogleのトップページの「Google」の表記がICパッケージになっている。これは、Fairchild SemiconductorとIntelの共同創業者で“シリコンバレーの主”とも言われたロバート・ノイスの生誕84周年を祝ってのものだ。
2011年12月12日、検索サイトGoogleのトップページの「Google」の表記がICパッケージを模したものになっている。これは、Fairchild SemiconductorとIntelの共同創業者であり、IC(集積回路)の発明者としても知られるRobert Noyce(ロバート・ノイス)の生誕84周年を記念したものだ。
ノイスは1927年12月12日、アイオワ州バーリントンで生まれた。1953年にマサチューセッツ工科大学を卒業した後、トランジスタを発明したWilliam Shockley(ウィリアム・ショックレー)の半導体研究所を経て、1957年にFairchild Semiconductorを設立した。1959年にICに関する特許を出願しており、Texas InstrumentsのJack Kilby(ジャック・キルビー)とともにICの発明者として知られている。その後1968年に、ムーアの法則を提唱したGordon Moore(ゴードン・ムーア)らとIntelを設立している。1970年までIntelの社長/会長職を務めた。
現在シリコンバレーと呼ばれているカリフォルニア州サンノゼやサンタクララに本社を置くFairchildやIntelからは、その後この地域で設立された多数の半導体ベンチャーに多数の人材が輩出された。このこともあり、ノイスは“シリコンバレーの主”と呼ばれていた。
1990年6月3日に死去。晩年は、米国の半導体開発コンソーシアムSematechの運営に従事していた。
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