2011年の欧州特許出願件数はSiemensが首位、Samsungも猛追:ビジネスニュース 特許/知財
Siemensの特許出願件数は2235件で、2位以下を大きく引き離している。日本企業としては、三菱、ソニー、パナソニックなどが、この出願件数ランキングの上位25社に入っている。
欧州特許庁(EPO:European Patent Office)が発表した、2011年における特許出願件数ランキングによると、首位を獲得したのはSiemensだった。2位はPhilipsで、3位には化学品の製造販売を手掛けるドイツのBASFを追い抜く形でSamsung Electronicsが浮上した。
Qualcommは昨年より順位を1つ下げて6位だが、米国企業としては最上位となる。日本企業として最上位に食い込んだのは10位の三菱グループだった。
Siemensは2011年に2235件の特許を出願した。そのうち241件は、子会社の照明メーカーであるOsramから出願されたものだ。SiemensでCEO(最高経営責任者)を務めるPeter Loescher氏は、同社が今後も研究開発での投資水準を維持していくと述べた。Siemensは2011会計年度に40億ユーロを研究開発に投じたが、そのうち100万ユーロ以上は環境関連技術の開発に割り当てたという。
EPOのプレジデントを務めるBenoit Battistelli氏は、Siemensが発表した報道資料の中で、「Siemensは、EPOが欧州特許出願ランキングの発表を開始した1997年以降、毎年トップ3に名を連ねている」と述べた。
2011年にSiemensが世界各国で新たに出願した特許の数は、およそ4300件で、2010年から15%増えた。また、Siemensが所有する特許の総数は、2010年の5万1300件から2011年には5万3300件に増加した。
【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】
関連キーワード
特許 | シーメンス | 出願 | 2011 | ランキング | Samsung | ビジネスニュース(EE Times Japan) | Philips | QUALCOMM(クアルコム) | 知的財産
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.