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タブレット向けディスプレイ市場、SamsungとLGが圧倒的シェアビジネスニュース

タブレット向けディスプレイ市場におけるシェアは、2010年、2011年ともにSamsungとLGの韓国勢が他社を大きく引き離した。2012年は、新たにシェアを獲得するメーカーが数社あるとみられるものの、SamsungとLGの勢いはまだ続くと予想されている。

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 米国の市場調査会社であるIHS iSuppliによると、Appleの「iPad」やAmazonの「Kindle Fire」の堅調な売り上げを受け、Samsung ElectronicsとLG Electronicsは、2011年のタブレット向けディスプレイの売り上げで圧倒的なリードを維持したという。これら2社は、2011年のタブレット向けディスプレイ市場全体の80%以上を占めた。

 2011年のタブレット向けディスプレイ市場で首位に立ったのはLG Displayで、約3740万枚を出荷し、46%のシェアを獲得した。一方、Samsung Electronicsのシェアは35%だった。両社の出荷枚数は、合計で8130万枚に上る。

 同市場の残りのシェア19%は、アジアのメーカーが占める。その内訳は、Chimei InnoluxとChunghwa Picture Tubes、E-Ink Holdingsの台湾メーカーが12%、Tianma MicroelectronicsとBeijing Orient Electronics Groupの中国勢が4%、日本の日立製作所が3%となっている。

 IHS iSuppliは、「2012年は、日本のシャープやジャパンディスプレイ、台湾のAU Optronicsなどが新たにシェアを獲得すると予想されるが、LG DisplayとSamsung Electronicsは上位を堅持する」と予測している。なお、ジャパンディスプレイは、ソニー、東芝、日立の中小型ディスプレイ事業を統合して設立された新会社で、2012年4月1日に事業活動を開始した。

 IHS iSuppliは、2012年のタブレット向けディスプレイの出荷枚数は、2011年の8130万枚から78%増となる1億4450万枚に達すると予測している。2010年の出荷枚数はわずか1600万枚だったことを考えると、驚異的な伸びとなる。

 タブレット向けディスプレイをサイズ別に見ると、iPadに搭載されている9インチ台のディスプレイが最も多く、全体の68%を占めた。IHS iSuppliは、もしAppleが7インチのディスプレイを搭載したiPad(「iPad mini」)を発売すれば、2012年は7インチ台ディスプレイの出荷数も伸びると予測している。Appleは、Kindle Fire やBarnes & Nobleの「Nook」に対抗する製品として、iPad miniを発売するとうわさされている。

 IHS iSuppliの予想通りに7インチ台ディスプレイの売り上げが伸びるとすれば、2012年のタブレット向けディスプレイ市場における同ディスプレイのシェアは36%に上るとみられている。一方、9インチ台ディスプレイのシェアは、2010年の67%から56%に減少する見通しだという。

タブレット向けディスプレイの市場シェア
タブレット向けディスプレイの市場シェア(出荷数ベース)

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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