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「Windows Phone 8」、ビジネスユーザーは眼中にない?ビジネスニュース オピニオン(1/2 ページ)

Microsoftがスマートフォン向けOS「Windows Phone 8」を発表した。一般ユーザーを強く意識したものだが、一方で“ビジネスユーザーをどこまで意識しているのか”という大きな疑問が残る。

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 Microsoftが2012年10月29日に発表したスマートフォン向けOS「Windows Phone 8」のキャッチフレーズで最も印象に残ったのは、「We reinvented smartphones around YOU(あなたの周りのスマートフォンを一新する)」である。

 問題は、Microsoftがターゲットにしている「あなた」には、一体誰が含まれるのかという点だ。Microsoftの関係者が示したWindows Phone 8のさまざまな使用事例から判断すると、同OSを搭載した新しいスマートフォンは次のようなユーザー層に適している。


「Windows Phone 8」のユーザーインタフェース
  1. 視力が衰え、大きな文字のスマートフォンが必要なベビーブーマー世代。MicrosoftはWindows Phone 8のユーザーインタフェースに、Facebookの投稿やその他のアプリの最新情報をライブで表示する、極めて大きなサイズのタイルを採用した
  2. アプリを使用することでデータ使用制限を超えないかどうかを心配する、倹約家の高齢者。Windows Phone 8は、通信プランのデータ制限を超えないようにする「Data Sense」の機能を搭載している。Data Senseは、Wi-Fiを活用し、ユーザーの通信プランに合わせてデータ使用量を調整する
  3. 子供にスマートフォンで遊びたいとせがまれても「No」と言えない甘い親。そのような母親もしくは父親であれば、Microsoftの「Kid's Corner」を気に入るだろう。Windows Phone 8内に隔離されたスペースとして設けられたKid’s Cornerを用いれば、子供が誤って誰かに電話をかけるといったことが防げる。つまり、子供がスマートフォンをいじっていても、親は落ち着いてディナーを食べることができるわけだ
  4. Facebookに雑然と投稿された孫の画像を見たい祖父母。Windows Phone 8では、ロック画面にFacebookの画像が自動的に表示されるように設定できる
  5. カレンダーやショッピングリストを家族で共有したい忙しい親。情報をリアルタイムに更新できる「Family Room」を使えば、例えば、家族の誰かがショッピングリストにアクセスし、母親のお気に入りのオーガニックブレッドを買って帰るといったことができる
  6. 写真/画像をFacebookやその他のSNSにアップすることが大好きなユーザー。Windows Phone 8は、撮影した画像を、Microsoftのクラウド「SkyDrive」に高画質のまま自動的に保存する
  7. 「Skype」を利用することで通話料を節約したいユーザー。Windows Phone 8にはSkypeが統合されている
  8. 老眼鏡なしでは文字が読めないシニア世代。Windows Phone 8は音声認識機能を備えている

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