ニュース
アウディが半導体メーカーと協力関係を強化、ADIをPSCPの戦略パートナーに選出:車載半導体
Analog Devices(ADI)は、ドイツの自動車メーカーAudi(アウディ)が半導体メーカーとの協力関係強化を目指して進めている「PSCP(Progressive Semiconductor Program)」の戦略パートナーとして選出されたと発表した。
Analog Devices(ADI)は2013年6月、ドイツの自動車メーカーAudi(アウディ)が半導体メーカーとの協力関係強化を目指して進めている「PSCP(Progressive Semiconductor Program)」の戦略パートナーとして選出されたと発表した。
ADIは、得意とするアナログICなどを用いた信号処理技術をアウディに提供する。パワートレインや安全システム、車載情報機器における、システムの領域分割や、センサーから得た信号を調節/デジタル化してからプロセッサに入力するまでの信号処理の分野で貢献していくという。
PSCPの戦略パートナー契約を締結するアウディとADIの担当者。右が、アウディの電気/電子担当チーフエグゼクティブエンジニアを務めるRicky Hudi氏、左がADIのストラテジック・マーケット・セグメント・グループ担当エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントを務めるRobbie McAdam氏である 出典:Analog Devices
アウディのPSCPについては、2012年10月にSTMicroelectronics(STマイクロ)、2012年11月にNXP Semiconductorが、それぞれ戦略パートナーに選出されたと発表している。STマイクロは、二酸化炭素排出量の削減、セーフティ/セキュリティ、車載情報機器/快適性という3つの分野、NXPは、車載ネットワーク、カーエンターテインメント、車車間/路車間通信、テレマティクス、NFC(近距離無線通信)、電気自動車用の高電圧コントロールなど8つの分野が対象となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「Blackfin」が画像認識アクセラレータを搭載、5つのアルゴリズムの同時処理が可能
アナログ・デバイセズの「ADSP-BF60x」は、画像認識アルゴリズムを高速に処理できるアクセラレータを搭載している。1GHz相当の処理能力を持つBlackfinプロセッサと組み合わせれば、最大5つまでの画像認識アルゴリズムを同時に処理できる。 - 大容量Liイオン電池用の監視IC製品群、ADI社が拡充へ
米Analog Devices(以下、ADI)社は、電気自動車などに用いられる大容量リチウム(Li)イオン電池モジュール向けの電池監視IC「AD7280」を開発している。 - BMUを小型化するアイソレータ、2つの絶縁機能を1パッケージに
米Analog Devices(ADI)社は2010年2月、データと電源の絶縁機能を1パッケージに集積した4チャンネルのアイソレータIC「ADuM540xW」を発表した。