2013年Q2の半導体売上高は明暗くっきり、米州は10%増で日本は20%減:ビジネスニュース 業界動向
2013年第2四半期の半導体売上高は、地域によって明確に差がつく結果となった。好調なのは米州(南北アメリカ)で前年同期比で10.6%増である。一方で日本は20.8%減と大幅に落ち込んだ。
世界半導体市場統計(WSTS:World Semiconductor Trade Statistics)と半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)が発表したデータによると、2013年第2四半期の世界半導体売上高は746億5000万米ドルで、前年同期に比べ2.1%増加した。
前年同期比では2.1%だったが、同年前期比では6%の増加となった。WSTSのデータによると、過去10年における第2四半期の売上高増加率(同年前期比)の平均値は4.2%だという。
今回は、地域別の売上高の差が特に顕著になっている。米州の半導体売上高は前年同期比で10.6%増加したが、日本では20.8%減少した。
2013年6月の半導体売上高(3カ月移動平均値)は、アジア太平洋地域では前年同期比で5.4%、南北アメリカでは10.6%増加した。ヨーロッパでは0.8%というわずかな増加幅にとどまったものの、これら3地域での改善は、日本での20.8%減という大幅な落ち込みを補うこととなった。日本での落ち込みは、半導体企業の買収や構造改革、円安などの影響によるものである。
SIAのプレジデント兼CEOであるBrian Toohey氏は、報道発表資料の中で、「2013年前半における世界の半導体市場は、主に南北アメリカ市場がけん引する形で勢いを増した。前月比、前四半期比、前年同期比でそれぞれ安定した成長がみられ、総売上高は業界の最新予測を上回った。特に、メモリ製品の売上高が堅調だった」と分析した。
【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】
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