メイカーズムーブメントが中国にも到来：ビジネスニュース（4/5 ページ）

中国 深センにもメイカーズムーブメントが到来している。ただ、他国とは異なり、深センのムーブメントを支えているのは若者のようだ。

[Junko Yoshida，EE Times]

　筆者は、深センに住む友人とともに3Dプリンタのワークショップに参加した。このワークショップは“Loft”という施設で開催された。Loftは、中国のテレビメーカーであるKonkaが所有する倉庫群をモダンなギャラリーや店舗、コーヒーハウスに改装した施設だ。

　3Dプリンタのワークショップは、LoftにあるChaihuo Maker Spaceで開催された。Chaihuo Maker Spaceは、深センの技術製作愛好家が集うクラブハウスのような場所だ。

3Dプリンタのワークショップが開催された「Loft」

　このワークショップの主催者は、RPTechWorksの創設者であるYang Yang氏だ。Yang氏は、英国のUniversity of Warwickでオープンソースの3Dプリンタ開発に携わった。

　「深センに住む人々にとって、3Dプリンタはまだ珍しい存在だ。3Dプリンタのデモを披露すると、『それだけ？ それだけで3Dプリントができるんですか？』と驚きの声が上がる」（同氏）という。

Yang氏は、PowerPointを使って3Dプリンタの構造を解説した

デモの様子。Yang氏は、異なるタイプの3Dプリンタを持ってきていた

3Dプリンタのワークショップは大盛況だった。場内では参加者の質問が飛び交っていた

親に連れられて来た子どもたちも、熱心に3Dプリンタを見ていた