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トップランナー基準、次世代パワーデバイス……テクノフロンティア2014の見どころを一挙紹介TECHNO-FRONTIER 2014 開催直前情報(1/2 ページ)

メカトロニクス/エレクトロニクス関連の最新の要素技術が一堂に集結する「TECHNO-FRONTIER 2014」が、2014年7月23〜25日の会期で開催される。“世界最強の製品を目指して”を開催テーマに掲げるTECHNO-FRONTIER 2014の見どころを主催者である日本能率協会(JMA)に聞いた。

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 モータ技術展、電源システム展などエレクトロニクス、メカトロニクスの要素技術に関する10の展示会を開催する「TECHNO-FRONTIER」(テクノフロンティア、主催=日本能率協会)が2014年7月23〜25日の3日間、東京ビッグサイトで開催される。今回は、「TECHNO-FRONTIER」として20回目という節目の開催。“世界最強の製品を目指して〜Pursuit for SMART products(スマート製品の追求)〜”と20年の集大成ともいえる大きな開催テーマを掲げるTECHNO-FRONTIER 2014の見どころなどについて紹介していく。

TECHNO-FRONTIER 2014特集サイト


「国内唯一の展示会」がめじろ押し

 「EMC/ノイズ対策や熱設計/対策、電源システムといった技術を専門的に取り上げる国内唯一の展示会」(日本能率協会)というように、独自色の強いTECHNO-FRONTIERは今回も健在だ。32回目の開催となる「モータ技術展」を筆頭に、「電源システム展」「EMC・ノイズ対策技術展」「モーション・エンジニアリング展」「組込みコンピュータ展」「熱設計・対策技術展」「設計支援システム展」「メカトロニクス制御技術展」「バッテリー技術展」「エネルギー・ハーベスティング技術展(前回までの環境発電技術展から改称)」という10の専門展示会が一堂に開催される。


TECHNO-FRONTIER 2014で実施する展示会/集中展示ゾーン (クリックで拡大) 出典:日本能率協会

トップランナー基準を分かりやすく!

 さらに、エレクトロニクス/メカトロニクス業界の最新トレンドに沿って、7つの集中展示ゾーン/コーナーも設ける。中でも注目は、2015年4月から適用される産業用モーターの「トップランナー基準」に対応したモーター製品/技術を紹介する「高効率/トップランナーモータコーナー」だ。規制開始まであと1年を切り、主催の日本能率協会も「今回のTECHNO-FRONTIER全体を通じても、最も大きな話題になるだろう」というほど、トップランナー基準関連技術には注目が高まっている。そして、「トップランナー基準関連の製品/技術をアピールするため、モータ技術展への出展者数は例年以上に増えた」(日本能率協会)とし、多くの関連展示も集まる見込みだ。「高効率/トップランナーモータコーナーでの、集合展示に加え、各出展者のブースで紹介されるトップランナー基準対応製品/技術を識別しやすいように、トップランナー基準対応製品を示すステッカーの貼付や会場図への印の記入なども予定している」とし、トップランナー基準対応を急ぐ来場者をサポートする。

好評のデモコーナーを一層、強化


前回(2013年)のロボティクス技術関連でもコーナーで紹介された日本精工(NSK)の「障害物回避先導ロボット」。今回も多くのロボットのデモが紹介される予定だ

 展示製品/技術をより身近に体感してもらおうと、デモコーナーも強化する。前回も好評だった「最先端のロボティクスデモコーナー」をさらに拡大させ、介護用、産業用など合計7つの最新鋭のロボットのデモを実施する。集中展示ゾーンも設ける「ワイヤレス給電技術」では、EV/PHV向けのワイヤレス給電デモコーナーを設置。3種類の給電システムの出品が決まっており、実車を使ったデモを行わる予定だ。また有線方式のEV/PHV充電給電技術デモコーナーも設けられ、「公衆の場に充電器を設置する場合に課題になる課金システムも含めた充電・給電ソリューションのデモが行われる予定」としている。

次世代パワーデバイスが勢ぞろいへ

 エレクトロニクス関連展示で、注目を集めそうなのが、SiC(炭化ケイ素)、GaN(窒化ガリウム)を用いた次世代パワー半導体だ。「SiC/GaNデバイスの製品化、実用化が相次いでいることを反映して、次世代パワー半導体関連の出品を予定する出展者数が前回よりも増えている。特に、海外からの新興企業の出展が増えている」とし、国内外の次世代パワーデバイス動向が一挙に把握できる場となりそうだ。


東京ビッグサイトで開催されるTECHNO-FRONTIER 2014の展示レイアウトイメージ (クリックで拡大) 出典:日本能率協会

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