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Intelの2014年7-9月期売上高は過去最高、半導体業界の低迷懸念を一掃ビジネスニュース 企業動向(2/2 ページ)

Intelの2014年第3四半期(7〜9月期)における売上高は、過去最高となる147億米ドルを達成した。Microchip Technologyが半導体業界の低迷を指摘していたが、こうした懸念を払拭(ふっしょく)する結果となった。

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低迷への懸念を払拭(ふっしょく)

 Microchip TechnologyのCEOは以前、「半導体業界は今後、全体的に低迷していく」との懸念を示していたが、今回のIntelの業績内容を見ると、こうした予測の根拠は曖昧だったのではないだろうか。

 Microchip Technologyは、業界において先導的な役割を担う位置付けにある。同社は2014年10月9日に発表したリポートで、2015会計年度第2四半期(2014年7〜9月期)における売上高が、以前の予測を約3%下回る見込みであることを明らかにし、業界に警鐘を鳴らした。Microchip TechnologyのCEOによって、「今後業界が低迷する」との見解が示されたことを受け、Intelをはじめとするテクノロジー関連企業の株価が軒並み下がる結果となった。

 Microchip Technologyは、業界が減速していく要因として、中国国内の低迷や、流通経路における在庫の増加などを挙げている。IntelのCFO(最高財務責任者)であるStacy Smith氏は、金融アナリストとの電話会議において、Microchip Technologyのリポートについて問われ、「われわれは、常に市場の動向を注視している。Microchip Technologyのリポート発表を受け、注意深く検証を重ねたが、特に変わった点はなかった」と述べている。

【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】

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