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“未来のスマートカー”はこうなる、ジャガーがコンセプトを発表ジェスチャでドアを開ける、電気を付ける……(1/2 ページ)

Jaguar Land Rover(ジャガー・ランドローバー)は、プリンテッドエレクトロニクスの展示会で、さまざまな機能を搭載した、“未来のスマートカー”についてコンセプトモデルの概要を発表した。

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 Jaguar Land Rover(ジャガー・ランドローバー)は、米国カリフォルニア州サンタクララで開催されたプリンテッドエレクトロニクスの展示会「Printed Electronics USA 2014」(2014年11月19〜20日)の基調講演で、「Discovery Visionコンセプト」を再現する自動車(Discovery Visionコンセプトカー)の最新モデルや今後の開発計画の概要を発表した。

 Discovery Visionコンセプトカーは自己学習型の自動車で、“タイヤの付いたスマートフォン”のごとく動作する。車載コンピュータは、走行ルートの決定や信号の確認だけでなく、自動車の所有者の会議予定を調べ、出発時刻や最適ルートなどの情報の提供も行う。さらに、「到着が遅れそうだ」と自動車が判断した場合は、会議の主催者にメールを送る。

 ドライバーはジェスチャでさまざまな操作を行う。手を振ってドアを開けたり、ラジオをつけたり、ヘッドライトを点灯したり、窓の色を変更したり、といった具合だ。


Jaguar Land Roverの既存の自動車には、175を超えるスマート機能を備える車種もある(クリックで拡大)

 さらに、ダッシュボードにヘッドアップディスプレイ(HUD)を表示する他、過酷な走行条件下では、レーザーを使って前方にガイドラインを投影したりもする。起伏が激しい地形の場合、ドライバーがタブレット端末を使って車を遠隔操作することも可能だという。

5年後の実現を目指す

 Jaguar Land Roverの研究部門で主任エンジニアを務めるAshutosh Tomar氏は、「ロードマップ実現への道のりは平坦ではない」と語った。同部門では、5年後の実現を目指して、各種技術や機能の開発に取り組んでいるという。

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