“頼みの綱”のIoTは、まだけん引力に欠ける?
2015年7月14〜16日に開催されたばかりの「Semicon West」(米サンフランシスコ)で、Gartnerが、ちょっと気になる半導体業界予測を発表しました。「今後2年間は、成長率が低下し、再び右肩上がりになるのは2017年になる」というものです。
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Gartnerの予測によると、半導体の世界売上高の成長率は、2015年と2016年の2年間は、下落傾向になりそうだ。ウェアラブル機器を含むIoT市場は順調に成長するものの、ハードウェアに搭載される半導体の量が少ないため、大きなけん引力とはならない可能性がある。 - IoTを支える無線センサー端末の「完全体」を米国ミシガン大学が試作
無線センサーネットワークは、IoT(モノのインターネット)を支える基盤技術の1つだ。“IoT向け”という点を考慮すると、無線センサー端末の「完全体」というのは、外部からの充電が不要で、設置箇所に半永久的に放置できるものになるだろう。その「完全体」に近い端末を、米国のミシガン大学が試作している。