IEDM開催スケジュールの全体像:福田昭のデバイス通信 IEDM 2015プレビュー(1)(1/2 ページ)
今回からは、2015年12月に米国ワシントンD.C.で開催される、最先端電子デバイスの国際学会「IEDM 2015」のプレビューを紹介する。実は、ワシントンD.C.で開催されるIEDMは、今回が最後になる。
最先端デバイスに関する220件の研究成果を披露
最先端電子デバイスの研究開発に関する世界最大の国際学会「IEDM 2015」の開催概要とプログラムがこのほど、公表された。2015年12月5日〜9日の日程で、米国ワシントンD.C.のホテルWashington Hiltonで開催される。
IEDM 2015の正式な名称は「The 61st annual IEEE International Electron Devices Meeting」である。毎年1回、12月上旬〜中旬に開催されてきた。正式な名称の通り、今回は第61回目の開催となる。
IEDMのメインイベントである研究成果の講演(一般講演)は、12月7日から9日までの日程で開催される。一般講演に先立ち、5日には90分のチュートリアル、6日には全日をかけてのショートコースが予定されている。続く7日の午前には、唯一の全体講演であるプレナリーセッション(基調講演セッション)が開催される。なお基調講演は全て、招待講演である。3件の基調講演が予定されている。
一般講演は、7日の午後に始まる。一般講演はテーマ別に複数のセッションに分かれており、全ての講演を聴講することは不可能に近い。聴講する講演をあらかじめ決めておき、効率よく聴講していくことが望ましい。7日の午後は8本のセッションが並列に進行する。また7日の夜には、参加者を歓迎するパーティ(レセプション)が予定されている。
8日の午前は一般講演のセッションが続く。6本のセッションが並列に進行する。昼食休憩時間には、ランチ講演(昼食と招待講演が一体となったイベント)が予定されている。8日の午後も一般講演のセッションが続く。7本のセッションが並列に進行する。また8日の夜には、パネル討論のセッションが予定されている。
9日の午前は一般講演のセッションが続く。7本のセッションが並列に進行する。9日の午後も一般講演のセッションである。4本のセッションが並列に進行する。一般講演の総数は約220件である。
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