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15年の積み重ねで生まれた産業用スマートグラスウエストユニティス「InfoLinker」(1/2 ページ)

ウエストユニティスは、2016年1月13〜15日に東京ビッグサイトで開催された「ウェアラブルEXPO」の菱電商事と共同で、産業用スマートグラス「InfoLinker」の展示を行った。

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軽量かつケーブレスを実現

 ウエストユニティスは、「ウェアラブルEXPO」で産業用スマートグラス「InfoLinker」の展示を行った。同社はその特長として、タマゴ(Mサイズ)1個相当の50gと軽いことに加えて、小型のディスプレイ、ケーブルレスであることを挙げる。「産業用途で使用したとしても、作業の邪魔にならないことを徹底した」(説明員)とした。

 タッチセンサーと4個のボタンを搭載しており、1Gバイト(GB)のRAMと8GBのROMに加えて、3軸加速度/3軸ジャイロ/3軸磁気センサー、200万画素のカメラ、16ビットのモノラルマイク、4極ミニジャックなどを内蔵している。通信機能は、Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n)とBluetooth 4.0に対応。OSは、Android 4.2.2を搭載している。

 バッテリーの駆動時間は、使用するアプリケーションにもよるが約1時間。5個のバッテリーが同梱されており、充電器は5本同時に充電可能だ。電池交換をするときには、再起動をしなくても電池交換ができるホットスワップ機能を搭載しているという。


InfoLinkerの主な特徴。同梱されているネックバンドを使用するとメガネの上からでなくても装着でき、首にかけて持ち運びも可能になるという (クリックで拡大) 出典:ウエストユニティス

右目/左目どちらでも装着可能。ディスプレイの位置は動かすことができるという (クリックで拡大)

トルク管理システムのデモ

 同社によると、InfoLinkerは2014年に発表後、2015年7月に量産を開始。作業ナビゲーションシステムやトルク管理システム、ピット内情報共有システム、ライブ映像配信システムなどに導入されているという。展示では、トルク管理システムのデモが行われた。

InfoLinkerを活用したトルク管理システムのデモの様子 (クリックで拡大)
InfoLinkerのディスプレイからは、作業の指示が見えている。作業終了後、内蔵するマイクを通して「リンカー ヨシ」と伝えると、作業の完了がシステムに送られて、「OK」という表記が出る (クリックで拡大)

複雑な作業の場合は、遠隔で指示を受けることも可能だ (クリックで拡大)

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