攻撃的ホームセキュリティ ―― メイドが侵入者を迎え撃つ:江端さんのDIY奮闘記 EtherCATでホームセキュリティシステムを作る(8)(2/8 ページ)
さて、今回はいよいよEtherCATでホームセキュリティシステムの構築を開始します。「江端さんのDIY奮闘記」の名に恥じない作業風景をご覧いただきましょう。
こんにちは、江端智一です。
いよいよ、「江端家ホームセキュリティシステム」の構築を開始します。
このシステムで実現したいことは、ざっくりこんな感じです。
威嚇用のデバイスとしては、我が家のジャンクボックスの中にある、パトランプやブザーなどを使うことにします。
次に、江端家を守るご主人様(マスタ)と3人のメイド(スレーブ)たちの配置イメージを、以下の江端宅の概要図を使って説明します。
スタートは、ご主人様は、SOEM(Simple Open Ethernet Master)をインストールしたPC(搭載OS:Windows 7)です。“SOEM”と呼びます。
“SOEM”につないだUSB-EtherCAT変換ケーブルから、1mのイーサネットケーブルで、第1のメイド、デジタル入出力(DIO)スレーブ(ベッコフのEL1859)つなぎます。名称は“Rio”です。
ここから、2階の書斎(実験室?)の窓から、一気に雨どいを伝って、1階の窓へと、長さ15mのフラットイーサネットケーブルを敷設します。
1階のリビングのPC横で待っているのが、人感センサー、照度センサー、温度センサーおよび、屋外のセンサーライトの信号線をつないだ、第2のメイド、アナログ入力スレーブ(ベッコフのEL3104)につながります。名称は“Yuko”です。
さらに、そこから10mのイーサネットケーブルを経由して、第3のメイド、デジタル入出力(DIO)スレーブ(オムロンのGX-1611)に到達します。名称は“Mao”です。
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