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SiC高品質薄板化エピウエハーの製品化に成功:エピ欠陥を1/20にする表面処理技術で実現(2/2 ページ)
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2016年4月14日、東洋炭素がNEDOプロジェクトで開発した技術を応用してSiC高品質薄板化エピウエハーを製品化し、サンプル出荷を開始したと発表した。
強度、10倍以上に
そしてこのSi蒸気圧エッチング技術を応用し、SiCウエハーの薄板化の実施したところ、「加工歪/潜傷が原因で割れることもなく、容易に薄板化ウエハーの加工が可能になった」(NEDO)という。新技術適用薄板化ウエハーと従来の機械研磨薄板化ウエハーの強度の比較したところ、新技術適用薄板化ウエハーの強度が、従来技術適用ウエハーよりも1桁高いことも確認したとする。
コストダウンも期待
こうした技術の確立を受けて、東洋炭素は、量産製造装置の導入を行い、特定顧客に対し、特定顧客へ高品質薄板化SiCエピウエハー製品のサンプル供給を開始した。
NEDOでは、「(開発技術を適用した薄板化SiCウエハーの)品質が、デバイス処理工程に耐えうる強度であることが明らかになり、今後のデバイス工程短縮、ならびに、コストダウンに一躍を担う技術として期待される」とコメントしている。
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