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クアルコム注力する11ad、60分 4K映像を30秒でIoT/M2M展(2/2 ページ)

Qualcomm(クアルコム)は、「第5回 IoT/M2M展」(2016年5月11〜13日/東京ビッグサイト)で、高速無線通信規格「IEEE 802.11ad」に関するセミナーを行った。デモでは、IEEE 802.11ad対応スマートフォンのスループットが、2Gbpsを超えている様子が見られた。

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デモでは2Gbps以上のスループット

 ブースでは、11ac MU-MIMO対応スマートフォン(Asus製 ZenFone Selfie/Snapdragon615搭載)3台と、11ad対応スマートフォン(試作機/Snapdragon810搭載)によるスループットの比較が行われた。デモでは、11ac対応スマホが286Mbpsだったのに対して、11ad対応スマホでは2000Mbpsを超える様子が見られた。

左=Snapdragon810搭載のIEEE802.11ad対応スマートフォン/右=IEEE802.11ad対応スマートフォンのスループットは2Gbpsを超えていることが分かる (クリックで拡大)

 西村氏によると、11ad対応製品として中国のLeTVがSnapdragon820を搭載したスマートフォンを米国と中国向けに2016年夏頃に販売予定。アクセスポイントも、中国のTP-Linkが発表している。

 日本は、NECとエレコムが共同でアクセスポイントの開発を行っており、西村氏は「2016年中には製品化されるのではないか」と語る。国内のスマホメーカーは現在検討段階だが、アクセスポイントが増えてこなければ普及は厳しいとした。


西村文克氏

 「LeTVの採用を皮切りに、2017年頃から11ad市場が盛り上るだろうと考える。それまでに国内のスマホにも普及するように、頑張っていきたい」(西村氏)

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