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IEDM 2017の記者室にVLSIシンポジウムの実行委員会が乱入福田昭のデバイス通信(138)(2/3 ページ)

2017年12月のこと。米国サンフランシスコで開催される「IEDM 2017」で、米国ハワイで2018年6月に開催する「VLSIシンポジウム」の非公式ブリーフィングを行うという、何とも不思議な案内状が届いた。一体、どういうことだったのか。

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2018年のVLSIシンポジウムは6月18日〜22日に米国ハワイで開催

 VLSIシンポジウムは、VLSI技術シンポジウム(Symposium on VLSI Technology)とVLSI回路シンポジウムの2つの国際学会によって構成される。2018年は6月18日〜22日の日程で、米国ハワイ州ホノルルのリゾートホテル「Hilton Hawaiian Village」で開催される予定である。

 歴史を振り返ると、1981年にVLSI技術シンポジウムがまず始まった。1987年には同じ開催場所とほぼ同じ日程で、VLSI回路シンポジウムが加わった。開催場所は、日本と米国ハワイが交互である。日本の開催地は当初は一定していなかったが、最近は京都で開催されている。参加登録者の人数は1000人前後である。3日間で200件前後の研究成果が、講演によって発表される。


VLSIシンポジウムの概要。2017年12月4日に開催されたブリーフィングの説明スライドから(クリックで拡大)

スマートリビングと機械学習が今年(2018年)のテーマ

 VLSIシンポジウムは毎年、開催テーマを決めている。2018年のテーマは「Technology, Circuits, and Systems for Smart Living(スマートリビング(スマートな生活)に向けた技術と回路、システム)」である。具体的には、「機械学習(Machine Learning)」に注力する。「クラウドコンピューティング」をテーマとするショートコース(1日をかけて実施する講座)、「人工知能(AI)」をテーマとする基調講演などの関連イベントを予定している。


VLSI回路シンポジウムのハイライト。2017年12月4日に開催されたブリーフィングの説明スライドから(クリックで拡大)

VLSI回路シンポジウムのショートコース(1日をかけて実施する講座)の概要。2017年12月4日に開催されたブリーフィングの説明スライドから(クリックで拡大)

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