インテル、企業向けセミナーで最新ソリューションを紹介:米Intelの役員が登壇(1/2 ページ)
Intelの日本法人インテルは2019年5月16日、東京都内で、「インテル・データセントリック・イノベーション・デイ」と題した企業向けセミナーを開催した。登壇したIntelデータセンター事業本部 副社長のJennifer Huffstetler氏は、データセンター向けの最新製品とそのソリューション事例などを紹介。「インテルは製品やソリューションの展開によって、各企業の持つデータの潜在能力を最大限に開放する」と語った。
Intelの日本法人インテルは2019年5月16日、東京都内で、「インテル・データセントリック・イノベーション・デイ」と題した企業向けセミナーを開催した。登壇したIntelデータセンター事業本部 副社長のJennifer Huffstetler氏は、データセンター向けの最新製品とそのソリューション事例などを紹介。「インテルは、製品やソリューションの展開によって、各企業の持つデータの潜在能力を最大限に開放する」と語った。
さらなるデータ社会の実現に向けて
メインステージの基調講演で登壇したHuffstetler氏は、同社が2019年4月に発表した「第2世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサ」をはじめとする新製品の詳細やそのソリューション事例を紹介した。
Huffstetler氏は、冒頭で、「現在、全世界で1人あたり1.7Mバイトのデータを毎秒生成している」と説明。さらに、「世界のデータのうち、分析の対象となっているデータはわずか2%以下であり、残り98%のデータを分析できればどうなるか、とても楽しみだ」と、データ社会の持つ可能性に言及した。
そのうえで、クラウドコンピューティングの普及拡大、AIとアナリティクスの発展、ネットワークとエッジのクラウド化の3つを業界のメガトレンドとして挙げ、「コンピューティングへの需要が爆発的に増加し、ワークロードの多様化も進んでおり、ユニークな最適化が必要とされている」と説明した。
そして、Intelは、データの「高速な移動」や「より多くを保存」「あらゆるものの処理」という3点に注力して投資した、と説明。移動については、100ギガビットイーサネット(GbE)対応の「インテル Ethernet 800シリーズ」、保存については、最大36Tバイトの利用が可能かつDRAMより安価な「インテル Optane DC パーシステント・メモリ」や、「Optane SSD DC D4800X」、処理については、推論ワークロードを高速化できるように最適化された「インテル・ディープラーニング・ブースト(DLブースト)」を実装した「第2世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサ」を、実ワークロードの例示などをしながら紹介した。
さらに、「求められているのは、事前検証の済んだITインフラだ」とし、信頼性の高い検証済みの構成を提供する「インテル Select ソリューション」を紹介。すでに50以上のパートナーソリューションを市場に展開済みだといい、「これこそが、今後データ中心社会の展開を加速できるものと信じている」と強調した。
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