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新型コロナで露呈した米国製造業の弱点“取り戻す”最後のチャンス?(1/2 ページ)

新型コロナウイルス(COVID-19)は、米国製造業の脆弱性を露呈してしまったと、専門家は指摘する。“手遅れ”になる前に対処するには、どんな方法があるのか。

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 この記事は、2020年5月18日発行の「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版5月号」に掲載している記事を転載したものです。

※記事を最後まで読むには、EE Times Japan読者登録(無料)が必要です。



"ゆでガエル状態”から覚醒するための起爆剤


画像はイメージです

 いまだ終息のメドが立たない新型コロナウイルス(COVID-19)は、米国の経済的および安全保障上の脆弱性を露呈させた。人々の生活を豊かにするもの、綿棒からマスク、医薬品、コンピュータ、5G(第5世代移動通信)、人工呼吸器に至るまで、多くを米国は海外のサプライヤーに依存している。

 こうした製品の製造と技術革新の両方を支えるサプライチェーンは、はるか昔に米国から中華圏へと移動してしまった。こうした海外への流出は、能力の空洞化、生産能力の低下、技術の未活用の他、世界のそれほど広大ではない、いち地域への過大な依存をもたらした。

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