コロナ禍でエンジニアたちが考えた「理想の働き方」:EE Times Japan/EDN Japan/MONOist読者調査(1/2 ページ)
EE Times Japan、EDN Japan、MONOistの3媒体は、第2回の「新型コロナウイルス感染症のモノづくりへの影響に関するアンケート調査」を実施した。調査期間は2020年5月13〜27日で、有効回答数は299件。COVID-19による主な影響の他、回答者から寄せられた「コロナで考える理想の働き方」や「オンライン展示会の実施」に関するコメントを紹介する。
EE Times Japan、EDN Japan、MONOistの3媒体は、第2回の「新型コロナウイルス感染症のモノづくりへの影響に関するアンケート調査」を実施した。調査期間は2020年5月13〜27日で、有効回答数は299件。第1回の調査期間は2020年3月16〜25日で、有効回答数は217件だった。
調査結果は、MONOistの「新型コロナは「影響あり」が3分の2、収束時期は「半年から1年」を見込む」(第1回)「新型コロナ影響が2カ月で拡大、在宅勤務やコミュニケーションに課題も」(第2回)で詳細に報告しているので、ここでは結果の一部と、回答者から寄せられた「コロナで考える理想の働き方」や「オンライン展示会の実施」に関するコメントを紹介する。
調査概要
第2回「新型コロナウイルス感染症のモノづくりへの影響に関するアンケート調査」は、アイティメディアのモノづくり関連メディアが発行するメールマガジン「モノづくり総合版」「日刊MONOist」「メカ設計」「製造マネジメント」「電子機器設計/組み込み開発」「オートモーティブ」「FA」「医療機器」を通じて実施した。
回答者の主な職種は、「研究・開発」が28.8%、「設計・解析」が18.4%、「営業・販売」が12.7%、「製造・生産技術」が12.4%、「経営・経営企画」が10.0%、「品質保証・管理」が5.0%。製造業内の業種では「産業用・事務用機器」が17.1%、「電気機器」が14.4%、「電子部品、デバイス、電子回路」が12.7%、「自動車・輸送用機器」が12.4%、「製造業(その他)」が22.4%。従業員規模は「5000人以上」が25.8%、「5000人未満1000人以上」が21.1%、「1000人未満100人以上」が29.1%、「100人未満」が24.3%だった。
第2回「新型コロナウイルス感染症のモノづくりへの影響に関するアンケート調査」は、TechFactory ホワイトペーパー ダウンロードセンターで無料ダウンロードできます。
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「甚大な影響」が3月調査よりも増加
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるモノづくりへの影響については、「現在軽微な影響が出ている」が全体の44.7%、「現在甚大な影響が出ている」が同35.2%を占めた。第1回の調査に比べると、「軽微な影響」は51.9%から44.7%に、「甚大な影響」は14.8%から35.2%に変化し、3月の第1回調査(3月調査)よりも影響が大きくなっていることが分かる。
影響が出ているプロセスは「部品調達」が51.8%、「営業・販売」が51.3%、「製造」が50.4%で、この3つが上位となったのは3月調査と同じだが、特に「製造」への影響を感じている回答者の割合が36.8%から大幅に増加した。
クリーンルームの対策
「業務でクリーンルームに入る」と答えた回答者(全体の14.3%)に、クリーンルームの入退室時の対策を聞いてみると、
- 今までと変わらず
- 検温
- メガネの着用。アルコール消毒と強力なエアシャワー
- 入室の制限。エアシャワー後、一定時間待機
- クリーンルーム用ウェアのクリーニングを毎回に変更
などが挙げられた。
もともとクリーンルームでは専用ウェアや手袋、マスクなどの着用は一般的だが、検温やアルコール消毒、入室人数の制限などが加わったところもあるようだ。
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