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半導体業界 2021年に注目すべき10の動向コロナ禍で勝機を見いだす分野も(1/4 ページ)

2021年の半導体/エレクトロニクス業界において、注目しておきたい10の動向を挙げる。

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 この記事は、2021年1月15日発行の「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版1月号」に掲載している記事を転載したものです。

※記事を最後まで読むには、EE Times Japan読者登録(無料)が必要です。



 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が続く中で幕を開けた2021年。複数の国でワクチン接種が始まったものの、欧米ではロックダウンが繰り返されたり、日本でも2021年1月7日に1都3県に緊急事態宣言が発令されたりと、COVID-19をめぐる状況は厳しさを増している。COVID-19への対応は予想以上に長期戦となりそうだ。業界は2021年も引き続き、需要予測から技術開発、企画/マーケティング、調達まで、あらゆる工程においてCOVID-19の影響を考慮する必要がある。

 COVID-19は半導体業界にも大きな影響をもたらしているが、市場成長という点で見れば、必ずしもマイナスの影響ではなく、むしろ成長を後押しする要因にもなっている。一例が、さまざまな分野で加速したデジタルトランスフォーメーション(DX)だ。DXの加速により半導体需要が増していることもあり、2021年の半導体市場については、プラス成長とする予測も多い。例えば、WSTS(World Semiconductor Trade Statistics:世界半導体市場統計)は、2021年の世界半導体市場について2020年比8.4%増になると予測。SEMIも、半導体製造装置の世界市場は2021年、さらに2022年も過去最高になるとの予測を発表している。

 COVID-19の収束は未知数だが、半導体市場の成長は2021年も期待できるのではないか。ここでは、2021年に注目しておきたい半導体業界の動向を取り上げる。

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