特集
2021年上半期の半導体業界を振り返る:過熱する半導体投資(2/2 ページ)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は猛威をふるい続け、ワクチン接種という明るい兆しはあれど、感染の収束のメドは立たず厳しい状況は続いている。そうした中、COVID-19による勤務環境や生活環境の変化がけん引力となり、半導体市場は力強く回復している。今回は、半導体不足に加え、企業動向や技術動向も含め、2021年上半期を振り返ってみたい。
【4月】ルネサス那珂工場で生産再開
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 半導体市場、2024年には過剰供給に陥るリスクも
TSMCのチェアマンであるMark Liu氏は、米放送局CBSのジャーナリストであるLeslie Stahl氏の取材に対し、「世界的な半導体不足は、2022年も続くだろう」と述べた。Liu氏のこのコメントから、「需要に対応すべく新たな生産能力を急速に拡大させているという現在の状況は、半導体価格の上昇や、最終的に過剰供給などを発生させる可能性がある」という問題が提起されている。 - やはり出てきた「供給過剰」の予測
予想通りでは、あります……。 - 清華紫光集団が破産を認める、企業再編へ
債務超過に陥っている中国の半導体企業「Tsinghua Unigroup(清華紫光集団)」が、破産を認めた。3D NAND型フラッシュメモリベンチャーである YMTC(Yangtze Memory Technologies Corporation)や半導体設計を手掛けるUnisoc(Shanghai)Technologiesなどの半導体メーカーを傘下に持つ中国の持株会社である同社は、企業再編を進めることを明らかにした。 - 2021年4〜6月ウエハー世界出荷面積、過去最高に
2021年第2四半期(4〜6月)の世界シリコンウエハー出荷面積が35億3400万平方インチとなり、四半期ベースの出荷面積として過去最高を記録した。SEMIが発表した。