ルネサス、2021年7〜9月業績を発表:受注残高1兆2000億円に(1/2 ページ)
ルネサス エレクトロニクスは2021年10月28日、2021年12月期第3四半期(7〜9月)業績(Non-GAAPベース)を発表した。第3四半期3カ月間の業績は、売上高2584億円(前年同期比44.6%増)、営業利益839億円(同約2.3倍)と大幅な増収増益になった。
ルネサス エレクトロニクスは2021年10月28日、2021年12月期第3四半期(7〜9月)業績(Non-GAAPベース)を発表した。第3四半期3カ月間の業績は、売上高2584億円(前年同期比44.6%増)、営業利益839億円(同約2.3倍)と大幅な増収増益になった。自動車向け半導体、産業/インフラ/IoT向け半導体の2事業ともに旺盛な需要で増収となった他、2021年8月に買収を完了したDialog Semiconductorが連結されたことで大幅な増収につながった。
なお、Dialogの連結影響を除いた第3四半期3カ月間の業績は、売上高2434億円(同36.2%増)、営業利益802億円(同約2.2倍)。
事業別売上高は、自動車向け半導体事業が1213億円で前年同期比52.5%増、産業/インフラ/IoT向け半導体事業が1326億円で同37.2%増になった。
2022年上期までは「堅調にいくだろう」
2021年12月期第4四半期(10〜12月)の売上高予想は、2980億円±40億円(中央値比較で前年同期比55.5%増)。利益予想は、売上高が2980億円だった場合、売上総利益率53%、営業利益率28%とした。
第4四半期の需要見通しについては、顧客需要として、自動車向け、産業/インフラ/IoT向けの両事業領域で、前年同期比、第3四半期比ともに10%増以上の伸びを想定。堅調な需要動向が続くとした。
また今後、半年〜1年間の需要見通しとしても、社長兼CEOの柴田英利氏は「向こう半年、2022年上期中は、(現状の需要動向と)あまり変わらず堅調にいくだろうとみている」と述べた。
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