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“コロナ前”の盛り上がりを――SEMICON Japan 20226万人来場見込み、あす開幕

SEMIジャパンは2022年12月13日、エレクトロニクス製造/サプライチェーンの展示会「SEMICON Japan 2022」(会期:2022年12月14〜16日、会場:東京ビッグサイト /以下、セミコン2022)の概要と見どころに関する記者説明会を実施した。出展者数は673社、総来場者は6万人以上を想定している。

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 SEMIジャパンは2022年12月13日、エレクトロニクス製造/サプライチェーンの展示会「SEMICON Japan 2022」(会期:2022年12月14〜16日、会場:東京ビッグサイト/以下、セミコン2022)の概要と見どころに関する記者説明会を実施した。


SEMIジャパン代表の浜島雅彦氏 出所:SEMIジャパン

 SEMIジャパン代表の浜島雅彦氏は「新型コロナウイルスの感染が拡大する以前の状況に戻りつつある。(前回の)2021年開催はリアルで展示会を開催できたものの、総来場者は約2万9000人にとどまった。今回は出展希望企業が会場規模を上回っており盛況が想定されるため、総来場者数も“コロナ前”の6万人以上を目標にしている」と語った。セミコン2022の出展社数は2021年開催の約1.5倍にあたる673社を予定している。

「APCS」で日本の国際優位性を向上させる

 半導体パッケージングおよび実装分野の展示や講演、交流会を組み合わせたイベント「APCS(Advanced Packaging and Chiplet Summit)」も開催され、74社が出展を予定している。


APCSの基調講演[クリックで拡大] 出所:SEMIジャパン

 APCSでは半導体の微細化や高集積化、三次元化など製造の難易度/コストが高まる中で求められている半導体製造プロセスの「後工程」のイノベーションや最新技術動向を取り上げる。APCS委員会副委員長の阿部秀則氏は、「半導体パッケージングの技術動向は、今後の半導体産業に関わる企業にとって不可欠の情報だ。APCSで世界の最新動向を紹介することで、日本の同分野での優位性向上への貢献を目指す」と述べた。

「半導体業界の未来」を育てる

 半導体業界の次世代を担う学生や若手に向けたプログラムとして「Workforce Development」を実施する。同プログラムの1つである半導体製造業界に特化した就活イベント「未来COLLEDGE@SEMICON」は、過去最高の34社が参加予定で、半導体業界の仕事を理解するためのさまざまなコンテンツを用意している。また、半導体関連研究室のピッチイベント「アカデミアAward」では20研究室がエントリーし、12月14日には1次審査を通過した研究室によるプレゼンテーションも実施される。


Workforce Developmentの開催イメージ[クリックで拡大] 出所:SEMIジャパン

 会期中は展示会が終了する午後5時以降の時間帯を中心に、対面でのネットワーキングパーティが開催される。12月15日には各社ブースにて飲食を伴う交流時間が設けられるなど、リアル開催でこそのコミュニケーションの場を設けた。また、動画配信者やインフルエンサーの講演や、eスポーツとコラボした半導体とゲームの進化に関する特別企画を実施するなど、来場者に半導体業界への理解を深めてもらうための企画を複数用意している。

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