コラム
「個人情報なんて気にしない」、スマートシティー実現には潔さが必要なのか:モノづくり総合版メルマガ 編集後記
スマートシティーやDX(デジタルトランスフォーメーション)と個人情報/プライバシーは、表裏一体だといつも感じます。
この記事は、2023年5月11日に発行した「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたコラムの転載です。
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実は先日、人生で初めて、クレジットカードを不正利用されました。それも4回。1回当たりの利用額は4000〜6000円程度でしたので、合計約2万円が不正利用されたことになります。私は比較的マメにクレジットカードの利用明細をチェックするので、すぐに不正利用に気が付き、急いでカード会社に連絡しました。不正利用であることが確認できたので、無事に全額補償されることになり、事なきを得たものの、決して気が晴れたわけではありません。
クレジットカード番号単体から個人情報が流出することは基本的にないとはいえ、「万が一にも、他の個人情報が流出していたらどうしよう」と、不正利用発覚からしばらくの間は不安をぬぐえませんでした。
社会生活のさまざまなシーンでDX(デジタルトランスフォーメーション)/スマート化が急速に進む中、ユーザーが最も懸念していることの一つが、個人情報の取り扱いや保護かと思います。実際、この点の議論が進まず、スマートシティー化を進められない、あるいは断念したケースが国内外で見られます。
ですが、スマートシティーで世界をけん引する中国は、個人情報に対する考え方が全く違うのかもしれない、と感じる出来事がありました。
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