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AI用半導体の可能性を解き放つ「GPU」以外の選択肢は?(1/3 ページ)

AIの普及でGPUへのニーズが増える中、「GPU以外のAI用半導体」を模索することの重要性が高まっている。

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 この記事は、2024年8月21日発行の「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版8月号」に掲載している記事を転載したものです。

※記事を最後まで読むには、EE Times Japan読者登録(無料)が必要です。



 GPUは、ディープラーニングなどのAI(人工知能)の代名詞となり、数々の技術進展をけん引してきた。このような高度な並列プロセッサは、画像認識や自然言語処理(NLP)などのさまざまなタスクにおいて飛躍的進歩を実現している。しかし、より高効率かつスケーラブルな専用ハードウェアソリューションの需要が増大するに伴い、GPU以外の代替手段を模索することの重要性が高まっている。

 GPU市場は現在、空前の成長を遂げている。最近行われた市場分析によると、GPU市場は今後数年間で大きく成長する見込みだという。GPUは、NVIDIAをトップとする数社の主要プレイヤーによって市場が支配されており、今やレンダリング/ディープラーニングタスク向けの主力ハードウェアとなっている。NVIDIAが市場全体の87%という圧倒的なシェアを握り、AMDが10%で後を追い、その他の競合企業が残りの3%を分け合っている。

 このようなシェアの集中から、GPUの選択肢の多様性が制限されていることが浮き彫りになっている。

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