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HDD大手Seagateの四半期業績、売上高と利益が5四半期連続で増加福田昭のストレージ通信(273)(1/3 ページ)

今回は、Seagate Technologyの2025会計年度第2四半期(2024年10月〜12月期)の業績を紹介する。

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前期比の売上高は5四半期連続で増加

 ハードディスク装置(HDD)の大手ベンダーである米Seagate Technology(以降はSeagateと表記)と米Western Digital(以降はWDと表記)が、四半期の業績を相次いで公表した。発表日(現地時間)はSeagateが2025年1月21日、WDが同年1月29日である。そこで今回と次回は、Seagate(今回)とWD(次回)の四半期業績を続けてご報告する。

 Seagateの会計期間は7月から始まり、6月を決算月とする。1月21日に同社が発表したのは2024年10月〜12月期の四半期業績であり、会計年度表記では「2025会計年度第2四半期(Q2FY25)」となる。

 2025会計年度第2四半期(2024年10月〜12月期)の売上高は前四半期(前期)比7.2%増、前年同期比49.5%増の23億2500万米ドルである。前四半期(前期)と比べた売上高は5四半期連続で上昇した。前年同期比は3四半期連続の増加となった。

 クラウドサービスプロバイダーとエンタープライズ、OEMの顧客によるニアラインHDDへの需要が強く、大容量HDD製品の販売を押し上げた。

 営業利益にはNon-GAAPベースとGAAPベースがある。Non-GAAPベースの営業利益は5億3800万米ドル、GAAPベースの営業利益は4億8800万米ドルとなった。前四半期比(前期比)ではそれぞれ21.7%増、21.1%増と前期を上回った。GAAPベースの営業利益は5四半期連続で増加している。

 粗利益率はNon-GAAPベースが35.5%、GAAPベースが34.9%である。前四半期(前期)からはそれぞれ2.2ポイント増、2.0ポイント増となった。売上高営業利益率はNon-GAAPベースが23.1%、GAAPベースが21.0%である。前期と比べてそれぞれ2.7ポイント増、2.4ポイント増となった。

2025会計年度第2四半期(2024年10月〜12月期)の業績まとめ[クリックで拡大] 出所:Seagate Technology
2025会計年度第2四半期(2024年10月〜12月期)の業績まとめ[クリックで拡大] 出所:Seagate Technology
Seagate Technologyの四半期業績の推移(売上高と営業利益(GAAPベース))。同社の公表資料から筆者がまとめたもの[クリックで拡大]
Seagate Technologyの四半期業績の推移(売上高と営業利益(GAAPベース))。同社の公表資料から筆者がまとめたもの[クリックで拡大]

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