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HDD大手WDの四半期業績、2四半期連続で前期比が増収増益に:福田昭のストレージ通信(294)(1/2 ページ)
米Western Digital(WD)の2026会計年度第1四半期(2025年7月〜9月期)の業績を紹介する。
Non-GAAPベースの売上高営業利益率が30%を超える
ハードディスク装置(HDD)の大手ベンダーである米Seagate Technology(以降はSeagateと表記)と米Western Digital(以降はWDと表記)が、四半期の業績を相次いで公表した。発表日(現地時間)はSeagateが2025年10月28日、WDが同年10月30日である。そこで、SeagateとWDの四半期業績を本コラムで続けてご報告している。前回はSeagateの業績概要を紹介した。今回はWDの業績概要をご報告する。
WDの会計期間はSeagateと同様に7月から始まり、6月を決算月とする。10月30日にWDが発表したのは2025年7月〜9月期の四半期業績であり、会計年度表記では「2026会計年度第1四半期(Q1FY26)」となる。
2026会計年度第1四半期(2025年7月〜9月期)の売上高は前期(前四半期)比8%増、前年同期比27%増の28億1800万米ドルである。営業利益はGAAPベースが前期比16%増の7億9200万米ドル、Non-GAAPベースが同17%増の8億5600万米ドルといずれも前期から伸びた。
粗利益率はGAAPベースが前期比2.5ポイント増の43.5%、Non-GAAPベースが同2.6ポイント増の43.9%といずれも上昇した。売上高営業利益率はGAAPベースが前期比2.0ポイント増の28.1%、Non-GAAPベースが同2.3ポイント増の30.4%となり、30%の大台を超えた。
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