25年Q4の半導体企業ランキング、キオクシアが13位に上昇:日本勢トップは12位のソニー(2/2 ページ)
Semiconductor Intelligence(以下、SI)は2026年2月26日、WSTS(World Semiconductor Trade Statistics/世界半導体市場統計)や半導体メーカー各社のデータを基に、2025年第4四半期の半導体市場の推移や売上高ランキングなどをまとめたレポートを発表した。中でもSamsung Electronics、SK Hynix、Micron Technology、キオクシア、Sandiskら主要メモリメーカー5社は平均27%と高い成長を果たしている。
2026年もメモリ企業は好調 PC/スマホ市場は苦境か
2026年第1四半期の業績予想は20社中16社が開示している。メモリメーカーのうちSamsung、SK Hynixは非開示だが、Micronは2025年第4四半期比で37%増、キオクシアは同64%増、Sandiskは同52%増と、AI需要によるメモリの価格上昇やデータセンター需要の高まりを理由に、大幅成長を予想している。NVIDIAはAI需要の継続により同14%増を予測する。
一方、膨大なメモリのAI需要によって、他のアプリケーションではメモリ不足が引き起こされている。IntelはPC向けメモリの不足を理由に2025年第4四半期比で11%減を予想するほか、スマートフォン向けメモリの不足からQualcommは0.4%減、MediaTekは3.0%減を予想している。
調査会社のInternational Data Corporation(IDC)は2025年12月に、メモリ不足によって2026年のPC、スマホの出荷台数が減少する可能性があると指摘している。このことからSIは、2026年もAIの強力な成長が続く場合、PCやスマホ市場に依存する半導体企業の2026年の収益は減少する可能性があるとする。
またSIでは、少なくとも2026年前半まではAIの堅調な拡大が続くと見込んでいる。2025年第3四半期、第4四半期の高成長に続き、2026年第1四半期も堅実な成長が見込めることから、2026年は20%以上の成長率が期待できるという。仮にメモリ不足がPC、スマホ市場に影響を与えても、AI市場の急成長や産業、自動車市場の相対的な安定性が、2026年の半導体市場の成長をけん引する見込みだとした。
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