太陽誘電26年度は営業利益91.2%増 AIサーバ/車載コンデンサー需要で:27年度も増収増益予想(1/2 ページ)
太陽誘電は2026年5月8日、2026年3月期通期(2025年4月〜2026年3月)の決算を発表した。売上高は3553億円で前期比4.1%増、営業利益は200億円で同91.2%増、経常利益は241億円で同129.4%増、純利益は148億円で同535.9%増だった。AIサーバ/自動車向けコンデンサーの売上増加などが寄与していて、2027年3月期も堅調に需要拡大する見込みだという。
AIサーバ、自動車向けコンデンサー好調で営業利益91.2%増
太陽誘電は2026年5月8日、2026年3月期通期(2025年4月〜2026年3月)の決算を発表した。売上高は3553億円で前期比4.1%増、営業利益は200億円で同91.2%増、経常利益は241億円で同129.4%増、純利益は148億円で同535.9%増だった。
太陽誘電の取締役専務執行役員を務める福田智光氏は「コンデンサーはAIサーバや自動車向けで、インダクターはメモリモジュール向けで売り上げが増加したことで増収につながった。販売数量の増加による操業度効果や、同一製品の値下がりが前期および期初想定より緩やかだったことから増益した」と説明。円安によって48億円の営業外収益を計上し、241億円の経常利益になったとした。
製品別の売上高は、コンデンサーが2518億円で前期比8.5%増、インダクターが643億円で同4.5%増、複合デバイスが148億円で同35.6%減、その他が245億円で同1.5%減だった。複合デバイスの売り上げ減は、かねて進めていた回路モジュールの対象アイテムの譲渡/撤退が完了したことの影響があるという。また通信用デバイスも中国系ハイエンドスマートフォン向けの売り上げ減少が続いている状態で「これまで2度の構造改革を行ったほか、固定費削減など事業の再構築を実施している」(福田氏)とする。
2026年3月期第4四半期の用途別売上構成を見ると、情報インフラ/産業機器が26%で前四半期比4ポイント増、自動車が30%で同1ポイント減、通信機器が20%で同3ポイント減、情報機器が17%で同1ポイント増、民生機器が7%で同1ポイント減だった。福田氏は「サーバ向けコンデンサーの好調によって、太陽誘電が注力する情報インフラ/産業機器、自動車市場の売上構成比は合計56%に上昇した。今後さらなる需要拡大が期待できる高付加価値商品の比率を高めることができた」と述べる。
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