ルネサス、26年2Qは増収増益 データセンター需要強く「供給はパツパツ」:熊本地震の業績影響は「限定的」(1/3 ページ)
ルネサス エレクトロニクスの2026年12月期第2四半期(4〜6月)の業績(Non-GAAPベース)は、売上高が前年同期比24.8%増の4053億円、営業利益が同409億円増の1327億円だった。自動車やデータセンター関連の需要が想定を上回った。7月28日に熊本県で発生した地震については、業績への影響は「限定的」との見方を示した。
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2026年7月31日、2026年12月期第2四半期(4〜6月)の業績(Non-GAAPベース)を発表した。売上高は前年同期比24.8%増の4053億円、売上総利益率は同1.3ポイント増の58.1%だった。営業利益は同409億円増の1327億円で、営業利益率は同4.5ポイント増の32.7%。当期純利益は同355億円増の1133億円だった。
上期(1〜6月)の売上高は前年同期比22.8%増の7776億円、売上総利益率は同1.8ポイント増の58.6%だった。営業利益は同825億円増の2582億円、営業利益率は同5.5ポイント増の33.2%、当期純利益は同651億円増の2162億円となった。
なお、ルネサスは2026年2月以降、譲渡を決定したタイミング事業をNon-GAAP業績から除外している。前年同期から同事業を除外した参考値との比較では、第2四半期の売上高は27.7%増だった。
熊本地震の業績影響は「限定的」
2026年7月28日に発生した、熊本県を震源とする最大震度7の地震(令和8年熊本地震)について、ルネサス 社長兼CEOの柴田英利氏は「全体として、当社の業績に与える影響は限定的だろう」と説明した。従業員は全員避難し、人的被害はなかったという。
後工程拠点である錦工場(球磨郡錦町)は、7月29日夜から生産を再開し、既にフル生産に戻っている。前工程拠点の川尻工場(熊本市南区)では、純水設備などの漏水の修繕や、一部で被害を受けた設備の復旧を進めている。8月5日から生産を再開し、再開から約3週間でフル生産に戻すことを目標としている。
ルネサスは前工程の加工を終えたウエハーを備蓄する「ダイバンク」などの在庫を確保していて、自社製品の供給への影響は限定的とみている。九州地区にあるOSAT(Outsourced Semiconductor Assembly and Test)のパートナー工場も被災したものの、現時点では影響は限定的だという。一方、顧客側では地震によってサプライチェーンが停止する事例が発生している。柴田氏は、特に自動車向けへの間接的な影響について「慎重に見極める必要がある」とした。
熊本県では2016年4月にも最大震度7の地震が発生した。ルネサスでは、今回の地震は2016年と比べて影響が小さかったという。工場での揺れ自体が2016年よりも小さかったほか、一部設備を免振台に載せる、交換部品やBCP在庫を確保するといった備えも行っていた。柴田氏は、こうした対策も早期の生産再開に寄与したとの見方を示した。
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