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ニデック品質不正問題 岸田社長「全ての説明責任は私に」調査報告受け会見(1/3 ページ)

ニデックは2026年9月4日、同社グループで発覚した品質不適切行為を巡り記者会見を実施。外部専門家で構成する調査委員会が844件の品質不適切行為を認定したことを受け、同社社長の岸田光哉氏は「明らかになった事案の全てはわれわれ製造をなりわいとする会社にとって、顧客の信頼の根幹に関わる事案であり、全てを重く受け止めている」と強調した。

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 ニデックは2026年9月4日、同社グループで発覚した品質不適切行為を巡り記者会見を開いた。外部専門家で構成する調査委員会が844件の品質不適切行為を認定したことを受け、同社社長の岸田光哉氏は「明らかになった事案の全てはわれわれ製造をなりわいとする会社にとって、顧客の信頼の根幹に関わる事案であり、全てを重く受け止めている」と強調した。

記者会見の様子
記者会見の様子[クリックで拡大] 出所:ニデック

 会見では、創業者で長年経営を率いた永守重信氏の説明責任を問う質問も出たが、岸田氏は「今日、このグループの経営の最高責任者は私であり、この会社で起きていることのあらゆる説明責任を果たすべきは私だ」と述べた。

岸田氏「もっと何かができたのではないか」

 同日公表された調査報告書では、品質不適切行為844件と、産地表示などに関する不適切行為6件を認定した。品質不適切行為のうち805件(95.4%)が、顧客への事前通知や承認を得ずに材料や工程などを変更する「4M変更違反」だった。60件は「重要品質事案」に分類された。調査委員会による原因分析については既報の通りだ。

 調査委員会は、急速な事業規模の拡大に経営管理体制の整備が追い付かなかったことや、短期間での業績達成を求める一方、受注/製造/品質保証などを管理する機能が十分に整備されていなかったことなどを構造的な問題として指摘している。

 ニデックは、一連の調査結果を重く受け止め反省を表明するとともに「社内論理よりも顧客を第一に考え、モノづくりへの誇りを持ち、品質を最優先して運営する体制」への転換を掲げた。

 岸田氏は「私自身にもっと何かができたのではないかという振り返りは、もちろんある」と述べた。一方、入社以来、会社をより良くするための改革に取り組んできたとの認識も示し、「できていたこと、できていなかったことはしっかりと反省しつつ、より良くなっていくために、風土、制度、プロセスの改革にまい進していく」と語った。

ニデック社長の岸田光哉氏
ニデック社長の岸田光哉氏[クリックで拡大] 出所:ニデック

 また、過去の品質問題への経営陣の対応にも言及。岸田氏自身が品質に関する課題を認識し、対応した具体的な事案はないとする一方、過去の状況を調べたところ、品質に関する調査報告が本社経営陣に上がり、経営会議などで対応を議論していたことが確認されたという。岸田氏は、当時の対応や指示について「その事案に対する対応にとどまっていたのではないか」と指摘。「もう一段踏み込んで、それを風土や制度、プロセスというところに立ち返って、会社全体の仕組みとして何をすべきかという議論は欠けていた」と振り返った。

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