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Samsungの「Galaxy Tab」、オランダを除くEU加盟国で販売差し止めにビジネスニュース

EUの裁判所がAppleの要求を承認したことで、Samsungの「Galaxy Tab 10.1」は、オランダを除くEU加盟国で販売差し止めになった。ここ数カ月、両社はタブレット端末の特許をめぐって訴訟合戦を繰り広げてきた。

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 AppleとSamsung Electronicsの訴訟問題が新たな局面を迎えた。EU(欧州連合)の裁判所は2011年8月9日、Samsungに対し、同社のタブレット端末「Galaxy Tab 10.1」の販売を、オランダを除くEU加盟国で一時的に差し止める命令を下したという。

 ドイツのデュッセルドルフ地裁は、オランダを除くEU加盟国でのGalaxy Tab 10.1の販売を差し止めるという、Appleによる要求を承認した。

 Appleはここ数カ月にわたり、Samsungに対して挑戦的な法的措置を展開してきた。Appleの携帯端末に電子部品を提供してきたサプライヤーでもあるSamsungが、Galaxyブランドのスマートフォン/タブレット端末の外観について、Appleの「iPad」や「iPhone」を模倣したと主張してきたのである。

 Samsungは2011年8月2日にも、オーストラリアにおけるGalaxy Tabの販売についてAppleの要求を受け入れ、2社間の訴訟が決着するまでは、同国でのGalaxy Tabの販売を中止することに合意したばかりである。

 2011年4月15日、AppleはSamsungが特許を侵害しているとして、米国カリフォルニア州北部の連邦地裁に提訴した。これに対し、Samsungはわずか1週間後の同年4月21日にAppleを逆提訴、さらに2011年6月にも、Appleに対する訴状を米国際貿易委員会(ITC:International Trade Commission)に提出するなど、両社の間では訴訟合戦が続いていた。

【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】

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