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超高精細/透けるディスプレイ/狭縁タイプ、“ポスト3D”を担う新技術は何だ!?ディスプレイ技術 フォトギャラリー(1/5 ページ)

薄型化や大画面化、3D映像対応から4K2Kの高精細映像へ。これまでのディスプレイの技術開発に続く次の一手を、FPD Internationalの展示から読み解こう。

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 薄型テレビの価格下落、なかなか普及しない3Dテレビ――。なかなか明るいニュースを聞くことがないディスプレイ業界。ここ数年で急速に進んだ薄型化や大型化の技術開発も落ち着き、満を持して市場に投入された3Dテレビは当初予想したよりも受け入れられていない。

 ディスプレイ業界の次の一手は? 消費者の新たなニーズの掘り起し、テレビやモバイル機器以外の新市場を開拓する、そんな新しい取り組みが求められている。2011年10月26〜28日に開催された「FPD International」の展示から、ディスプレイの未来像をのぞいてみよう。

「透けるディスプレイ」で商品を魅せる!


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LG Displayが展示したフルハイビジョン「シースルーディスプレイ」 画面サイズは、26インチ型。店舗のショーケースでの利用を想定しており、この展示ではディスプレイの裏側に置いた靴を引き立たせる映像や靴の情報をディスプレイに表示していた。


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Samsung Electronicsが展示したシースルーディスプレイ 上の写真では、ディスプレイの裏側に置いた花を表側から見ることができる。下の写真は、店舗の飲料冷蔵庫と組み合わせた使用例。ビールを飲みたくなるようなコマーシャル映像を流していた。

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AU Optronics(AUO)が展示したシースルーディスプレイ 画面サイズは65インチ型。「飲料」、「コスメ」、「アメニティ」、「ノベルティ」といった表示を、店舗のショーケースに映すデモを見せていた。透過率は15%以上、色域はNTSC比で10〜72%である。
アクティブマトリクス式を採用したシースルー有機ELディスプレイ。AUOが展示した。画面サイズは6インチ型、画素数は400×300、透過率は36%、輝度は400cd/m2、応答時間は0.01ms以下。

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