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STマイクロ、Cortex-M4コア採用の32ビットマイコンのデモを初披露ET2011 開催直前情報

2011年10月に発表したばかりの「STM32 F4シリーズ」を使った暗号化通信処理のデモの他、ヘルスケアやモーター制御の用途を想定したデモを披露する予定。

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 2011年11月16〜18日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2011/組込み総合技術展(以下、ET2011)」が開催される。

 このET2011開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「@IT MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2011の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、同特設ページでは、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。

 今回は、STマイクロエレクトロニクスの出展内容を紹介する。ET2011では、ARMの「Cortex-Mコア」を採用した32ビット汎用マイコン「STM32ファミリ」のデモを数多く披露する予定だ。

>>3メディア合同「Embedded Technology 2011特集」

セキュリティやヘルスケアなど多くのデモを披露

 STマイクロエレクトロニクスは、STM32ファミリの第1弾を2007年に製品化して以降、継続して品種を拡充してきた。最も新しい品種は、同社が2011年10月に発表した「STM32 F4シリーズ」だ(関連記事)。STM32 F4シリーズは、ARMのハイエンドマイコン用プロセッサコア「Cortex-M4」を採用した32ビットマイコンで、「ARMのCortex-Mシリーズをプロセッサコアとして採用する汎用マイコンの中で最も処理性能が高い」(同社)ことが特徴である。ET2011では、STM32 F4シリーズを採用したデモを国内で初めて披露する。幾つかのデモを用意しており、暗号化エンジンを搭載した品種を使った暗号化通信処理のデモの他、ヘルスケアやモーター制御の用途を想定したデモも実施する予定である。

 同社はET2010にも出展していたが、昨年との大きな違いは上に説明したSTM32 F4シリーズに焦点を当てていることや、モジュールベンダーと協力し、STM32ファミリを使った無線LANモジュールを出品していることだという(関連記事)。情報通信技術を活用した健康管理サービスや、医療機器を相互に連携するためのガイドラインを策定する非営利団体「Continua Health Alliance(コンティニュア)」の標準規格に準拠した通信モジュールのデモも披露する。

図
STマイクロエレクトロニクスは2011年10月に、ARMの「Cortex-M4」を採用した32ビットマイコン「STM32 F4シリーズ」を発表した。

 同社はET2011の展示テーマに、「The Heart of Embedded Systems」を掲げる。現在、組み込みシステムは、民生機器、産業機器、ヘルスケアといったあらゆる分野に使われている。「当社のET2011のテーマには、われわれの半導体製品群が、日々の暮らしをスマートかつ快適に変えるとともに、省エネ社会の実現に貢献するという意味が込められています」(同社)。

 展示ブースでは、STM32 F4シリーズの開発キットである「STM32 F4 Discovery Kit」を先着で無償配布する予定だ。また、11月16日の10時〜12時30分、同日14時〜16時30分に開催するプライベートカンファレンスでは、STM32ファミリの開発キットである「STM32VL Discovery Kit」を使用し、Cortex-Mマイコンを使った開発を2時間で習得できるプログラムを実施する。(関連ページ)。

Embedded Technology 2011/組込み総合技術展

会期 2011年11月16日(水)〜18日(金)
時間 10:00〜17:00(17日(木)は18:00に終了)
会場 パシフィコ横浜
STマイクロエレクトロニクス・ブースNo. C-05


Embedded Technology 2011特集
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